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グランプリ賞金の使い道やいかに!?
東京オートサロンの頂点を極めたフルカーボンGR86
東京オートサロン2024で、東京国際カスタムカーコンテストを制してグランプリに輝いた“カザマオート”の「GR86カーボンスペック/ドリフト」。
車両のスペックを軽くおさらいしておくと、エクステリアは完全新作のインフュージョンカーボン製ワイドボディキットを軸に、ピラー以外の外板パーツを全てカーボン化。なお、これらのエクステリアパーツは市販前提で設計されており、エンドユーザー向けのFRPバージョンも開発予定とのことだ。
5速全開から進入することもあるドリフト競技の世界では、1000ps仕様も珍しくはなくなってきた。このGR86も例外ではなく、心臓部に収められたのはトヨタ最強ユニットと名高い2JZ-GTE。ラジエターを後方に移設したことでスペースにゆとりが生まれ、違和感なく収めることに成功している。
エンジン本体は東名パワードの強化パーツを組み込んだ3.6L仕様で、そこにギャレットの最大級となるG40タービンとNOSをセット。最大ブースト圧2.0キロで1000spを超える計算だ。
まさにGR86の最先端チューニングを表現した1台なのだが、それが全国のチューニングファン達から支持されて「東京国際カスタムカーコンテスト(インターネット投票)」のグランプリに輝いたというわけだ。
なお、グランプリを受賞したビルダーには、オートサロン事務局からトロフィーと賞金として100万円が現ナマで渡されることになっている。今回、その贈呈式がカザマオートで行われるというので、WEB OPTIONもその現場に立ち会わせていただいた。
東京オートサロン事務局長の福井氏よりトロフィーを授与されたカザマオートの風間代表は「皆様の投票で選ばれたというのが本当に嬉しいです。GR86&BRZは、10年計画でチューニングパーツ開発を続けていくつもりなのでご期待ください!」とコメント。
ちなみに、100万円の使い道については「この車両の製作に協力してくれた方々を温泉旅行に招待するつもりです。一気にパ〜っと使っちゃいますよ!」と、笑顔で語ってくれた。
車両の開発費を考えると100万円は“雀の涙”程度なのかもしれないが、それでも子供のように喜ぶ風間代表の姿を見ると「こういうのって大切だなぁ」と改めて思った次第だ。同時に、いよいよ本格化の気配を漂わせるカザマ流GR86ドリフトチューニングの行方に期待したい。
●取材協力:カザマオートサービス TEL:048-745-2026
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