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ストリートを意識したUSDM仕様にGTエッセンスをプラス
眩しいまでの輝きを放つスタンス仕様のNSX!
高いパフォーマンスはもちろん、そのスタイリングも圧倒的な存在感を放つNSX。それだけに、チューニングからカスタムまで幅広いニーズが生まれるのは必然だ。
近年では、国内外を問わずカスタムベースとしての人気が上昇しており、そのスタイリングを完成させる手法は多岐に渡る。その中でも、特にUSDMスタイルは最も支持を集めたジャンルの一つ。オーナーは、そのエッセンスを取り入れることで独自のスタイリングを獲得した。
まず、USDM化第一段階としてはサイドマーカーを始め、ディティールを北米仕様に変更。しかも、サイドマーカーは単純に埋め込んでしまうとフェンダーとの段差ができてしまうため、前後ともフェンダーを丸ごとUS仕様に変更するほどの気合の入れようだ。
一方のボディパーツは、世界限定5台という幻の限定車「NSX-R GT」をモチーフとしたルートKS製のRGTエアロパーツを軸に構築。なお、RGTフロントバンパーは後期型用(固定式ヘッドライト仕様)のため、前期リトラ仕様に合わせてリメイクしている。
ボンネットはセイボン製のカーボンタイプをチョイス。開口部のみ塗装せずに、カーボン地を残して高機能をアピールする。
リヤウイングもセイボン製をチョイスし、リヤウインドウ下のエアダクトはNRG製のカーボンタイプをセット。随所にUSブランドのパーツを取り入れているあたりも、USDMをコンセプトに据えているからに他ならない。
リヤビューを決定づけるリヤバンパーは、フロント同様にルートKSのRGTエアロを使用。アキュラテールやサイドマーカーなどのUSパーツでコーディネイトしながら、スポーティな印象を取り入れている。
足元には、アメリカンフォージドホイールのアヴァンガード・F310をセット。本来は19インチしかラインナップされていないものだが、このNSXに合うオフセットの18インチをスペシャルオーダー。世界で1セットのみのホイールを組み込んでいるわけだ。
メーターはもちろんUS仕様のマイルメーターに変更。不思議なDシェイプ形状のステアリングは、NRG製カーボン×レザーのアイテムだ。
ステイタスレーシング製フルバケをはじめ、細部に渡ってUS風のフィニッシュ。カーペットなどの純正パーツは、後期用の純正品やタイプR用を取り入れることで、カラーコーディネイトしている。
吸気系はSCWパフォーマンス製エアクリーナーを装着し、排気系はDCスポーツのEXマニ、スプーンのマフラーをセット。性能向上と共にサウンド面も考慮したセットアップとなる。
NSXのスペシャル感はスタイリングとパフォーマンスの共存。カスタムニーズにおいても、この価値観が変わることはないというわけだ。