「おばちゃんグルマの皮を被ったMIVECターボの狼」つぎ込んだ費用はランエボ1台分!?

1.3Lシングルカムの4代目ミラージュが大変身!

4G92エンジン換装&TD04ワンオフターボ仕様

この4代目ミラージュのエンジンルームを見ると、スポーティグレード“サイボーグ”のボルトオンターボ仕様と思えてしまうが、ベース車は1.3Lシングルカムエンジンの4G13搭載グレード。愛車にオンリーワンの個性を求める熱血オーナーが、ショップの協力を得ながら育て上げた想定外チューンドだ。

当初は、TD04-11Bを使ったワンオフボルトオンターボにブースト0.8キロを掛けて120psを発揮させていたが、オーナーはさらなるパワーアップを求めた。そこで、サイボーグに搭載される1.6LのMIVECエンジン“4G92”のスワップへと踏み切ったのだ。

移植した4G92エンジンは、換装前にオーバーホールも敢行。純正パーツで組み上げているが、ターボ化を前提に純正のローコンプピストン(9.0:1)をインストールしているのがポイントだ。同じミラージュということもあり、マウント類などの加工なしに載せ換え可能だったとか。

ボルトオンターボは1.3L時代からの流用。エンジンスワップに伴って、パイピング関係は新たに作り直している。前置きインタークーラーは、トラストのEP82用をベースにサイドタンクを加工して装着済みだ。

エキゾースト環境はフルワンオフで、メイン50φ+砲弾型テール仕様。コンパクトなボディから重低音の効いた力強いサウンドを発する。

足回りはエルシュポルトの車高調でセットアップ。ストリートメインだが、スプリングレートは若干固めのフロント8kg/mm、リヤ6kg/mmの設定。フロントのアルコンキャリパー+2ピースローターも大迫力だ。

アルコンの4ポットとなれば通常のホイールは収まらない。6.5Jのホイールに195のアドバンネオバをセットするために、フロントフェンダーは片側20mm叩き出されている。ミラージュ乗りならボリュームアップされたボディに気づくはずだ。

エンジンをスワップしてターボをドッキングしたとなれば、エンジンコンディションを把握する必要がある。そのため、コクピットには各種追加メーター(油温/油圧/水温計)を並べ、純正メーターもサイボーグ用へと変更。唯一、モケットのナビシートがファミリーカーの面影を残している。

ここまでのチューニングコストは、中古パーツも使いつつ費用を抑えられているものの、新車のランエボくらい掛かっているとか。「だったらエボを…」という考えは野暮だ。誰もやっていないからこそやる意義があると思うし、それこそがチューニングの原点なのだから。

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「ランエボ・・・じゃないの!?」約1トンの軽量ボディにフルチューン4G63エンジンの組み合わせは強烈すぎる!

「こんなバケモノが130万円台で買えたなんて・・・」ミラージュアスティRSは異次元すぎた!!

「こんなスポーツセダンはいかが?」ランサーではなくミラージュ、それもテンロクMIVEC搭載のVR!

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