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好みのフットワーク性能にイージーセットアップが可能!
純正以上の乗り心地でスポーティさを堪能できる新感覚サスキット
全ラインナップで単筒式構造を採用する全長調整式車高調として“ブリッツ”が展開している大人気シリーズ、それが『ダンパーZZ-R(ダブルゼットアール)』だ。
単筒式ならではの大径ピストンの採用により、微細な減衰力調整が可能でZZ-Rは32段もの調整幅を設定。さらに、軽量化のためブラケットを鍛造アルミ製としながら、価格のリーズナブルさも追求している。
シリーズにはサーキットユースをメインとした別体タンク装備の『ZZ-RスペックC』も設定されているが、一般ユーザーにはストリートユースをターゲットにしたZZ-Rがお勧め。ワインディングや高速道路でのスポーツ走行はもちろん、家族とのドライブまで幅広い用途に対応できるモデルだ。
今回テストしたZC33S用では、30mmダウンを基準に純正よりも乗り心地が良くスポーティな走りも可能な万能型の特性を狙っている。
ZC33S用の標準スプリングはフロントが直巻5kg/mm、リヤが樽型3kg/mmとなる。また、リヤスプリングには異音防止の専用カバーをセットするなど、こうした細かい配慮がなされているのも人気の秘訣だ。
車高調を組んでローダウンしていくと純正のスタビリンクでは突っ張ってしまうことから、ターンバックル調整式のスタビリンクロッドをキットに付属。スタビの効き具合を細かく調整することが可能だ。
ダンパーZZ-Rの機能拡張パーツとして販売されている“DSCプラス”もインストール。これは車内からの減衰力調整を可能にする電子パーツで、手動はもちろんGセンサーや車速と連動させたフルオート制御にも対応している。
この車高調をセットしたZC33Sをクローズドの峠コースで走らせた佐々木雅弘選手は、「路面が荒れていてアンジュレーションがキツイ場所でも安定感がある。純正サス以上に乗り心地が良いんだよ。それでいてしっかりスポーティな走りができるという、本来相反してしまう条件を、上手くミックスさせたセッティングが好印象。ローフォルムと乗り心地を両立させたいオーナーにはベストだね」と評価。
価格はZC33S用のZZ-Rが19万3600円で、DSC機能を搭載したZZ-RスペックDSCプラスが29万2600円。スペックを考えるとリーズナブルな上、250車種以上の国産車に対応している点も魅力と言える。
価格、性能、機能…。ディティールを知れば知るほど、売れている理由が分かる最新スペックの車高調。さすが日本が世界に誇るパーツメーカー“ブリッツ”だ。
●問い合わせ:ブリッツ TEL:0422-60-2277
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