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最新テクノロジーでL型エンジンはまだまだ楽しめる!
JMC×PAMの新たなる挑戦
L型エンジンチューニングの最先端とも言える完全自社製のチューニングヘッドを世に送り出し、大きな話題を集めた“JMC×PAMS”。そんな彼らの次なるプロジェクトとしてアナウンスされたのが、L型エンジン用のツインカムヘッド「LZ6」だ。
「このヘッドは、図面の通り往年の日産レース用DOHCエンジン“LZ”をオマージュしたものです。一般的なリバースエンジンアリングで6気筒に展開するというものではなく、我々が持つ最新技術を盛り込んだ『令和』の時代に相応しいヘッド、エンジンとして設計開発を進めています」とは、JMCの鈴木さんとPAMSの吉岡さん。
L型ツインカムヘッドと聞いて、真っ先に思いつくのは、今から40年以上前にOS技研が開発した「TC24-B1」。そして、その進化系にあたる復刻モデル(2017年発売)の「TC24-B1Z」だろう。こちらは現在も販売されているが、熟練工の手作業による生産工程が多く、納期は軽く3年以上。供給が安定的ではないのが現状だ。
そんな中、JMC×PAMSは新たにL型ツインカム市場に殴り込みをかけるわけだが、「着想からまだ約半年ばかりですが、すでに試作の直前まで工程は進んでいて、今年の秋にはLZ6仕様のエンジンを積んだ車両をお披露目したいと考えているんです。ショートストロークの超高回転仕様とか、多彩な仕様が展開できたら良いなと!」。
新たなツインカムヘッドの登場で、L型エンジンのチューニングの世界がどのように変わるのか? 新興勢力が巻き起こすムーブメントに期待したい。
●問い合わせ:JMC 横浜市港北区新横浜2-5-5 TEL:045-477-5757/PAMS 横浜市都筑区早渕1-24-17 TEL:045-595-2223
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