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「21Aか? それとも21Cか!?」それは究極の二択だ!
鍛造1ピース深リムに、至高の煌めきを。
美しいRXブルーで彩られたトラストのデモカー『GReddy 34RX』の足元で、圧倒的な存在感を主張するディープリムのホイール。鍛造レトロフューチャーの完成系と名高い鍛造1ピースモデル、“ボルクレーシング21A”のリミテッドエディションとなる“spec-SR(スペックSR)”だ。
誤解を恐れずに言うならば、21Aというモデルはレイズの歴史そのものだ。1975年の『ボルクメッシュ』、1981年の『ボルクレーシング』、そしてレイズ初の鍛造モデルとなった1986年の『ボルクレーシング グループA』…。そうしたレイズの旗艦作に脈々と受け継がれる伝統の“クロススポーク=メッシュ”を突き詰め、現代的な視点とセンスで再解釈した渾身作なのである。
逞しさと繊細さが同居する高いデザイン性は、他モデルと一線を画すレベル。ブレーキキャリパーとの干渉を防ぐため、スポークの奥行きを抑える代わりに本数を増やして断面積=剛性を確保している点も見逃せない。
そんな名作に期間限定として加わったspec-SRのチャームポイントは、言わずもがなシリーズ初となる艶やかなブロンズカラーの採用だ。
ボルクレーシングのアイコニックカラーを、従来のアルマイト処理ではなく光沢感が強い特殊塗装で表現し、そこにリムへのダイヤモンドカット加工をドッキング。1ピース構造とは到底思えない、独特の妖艶さと深みを獲得したのである。
なお、撮影車両のGReddy 34RXはフロントにNISMOのZチューンフェンダーをインストール(リヤはツメ折り)した上で、フロント10.5J+15(スペーサー10mm)、リヤ11J-10をセット。かなり攻めた設定だが、美しいフェンダーラインに沿うように収まる21A spec-SRは、まるで専用モデルかと思わせるほど絶妙なマッチングだ。
ちなみに、spec-SRは21Aの兄弟的存在である21Cにも設定されている。こちらは、80年代後半から90年代にかけてチューニングシーンを席巻した名作ホイール“ボルクレーシングGr-C(グループC)”の21世紀バージョンという位置付けだ。
サイズはどちらも18インチのみの設定で、リム幅は8.5Jから11Jまでの展開。超攻撃的なラインナップだが、チューナーサイズを求めるユーザーにはたまらないはず。何より、型鍛造で10J以上にマイナスオフセットを実現しているのは驚異的だ。
「21Aか? それとも21Cか!?」。この究極の二択には頭を抱えざるをえないが、正直、どちらを選んでも正解だ。愛車のチューニングやカスタムのコンセプトに応じて、自信を持って履きこなしていただきたい。
●問い合わせ:レイズ TEL:06-6787-0019
●製造元:レイズエンジニアリング
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