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WRX STIは排気系チューンで生まれ変わる!
HKSの一番人気製品「スーパーターボマフラー」に迫る
いつの時代もエンジンチューンのファーストステップはマフラー交換だ。HKSからは数多くのシリーズがラインナップされているが、中でもWRX STI用でユーザーから高い支持を受けているのが『スーパーターボマフラー』だ。
第1中間パイプ、Y字の第2中間パイプ、そして左右のメインサイレンサーという構成からなるスーパーターボマフラーは、効率的なパイプレイアウトと特徴的なサイレントチャンバーの効果により、低背圧と静粛性を高次元で融合させることに成功。さらにテールも、シングルテール仕様はもちろん、リヤバンパーの切り欠きに美しく収まるツインテール仕様も用意されているのだ。
ツインテール仕様(25万8500円)は中間パイプ径75-60φとなっており、テールは90φ×2が左右それぞれに配置されるレイアウトだ。
シングルテール仕様(20万2400円)は中間パイプ径こそツインテール仕様と共通ながら、テールは左右それぞれが125φとなる。第1中間パイプも専用品だ。
また、どちらも共通してテールエンドは単なるパイプではなく、複雑な2重構造を採用。非常に手間の掛かるものだが、この部分だけでも音量が変わってくるというから驚き。虹色に輝くヒートグラデーションも美しい仕上がりだ。
ちなみに、サイレントチャンバーとは低背圧とパワーの両立に大きく貢献するパーツだ。適切な位置に配置することで、排気効率を下げず効果的に消音することができる。
「スーパーターボマフラーにはシングルテールとツインテールという2種類のバリエーションがありますが、実はこの2種類の違いはテールエンドの数だけじゃないんです。マフラーというのはテールの太さや数によって音が変わってくるので、それに合わせてサイレントチャンバーの接続位置が最適化されているんです。つまり、テールの違いによって中間パイプもそれぞれの専用品となっています」というのは、マフラー開発に携わっているHKSの赤塚さん。
実際に、シングルテールとツインテールの第1中間パイプを見比べてみると、両者には違いがあることが分かる。テールの数だけで最適な取り付け位置が変わるほどサイレントチャンバーのセッティングはデリケートというわけだ。
なお、HKSのマフラーは排気効率を最大限高めるためにマフラーガスケットも純正の流用ではなく、内径をメインパイプ径と合わせたオリジナルの専用品を開発していたりする。全て車検対応であることは言うまでもなく、チューニングのファーストステップとして、安心して自分の好みにあったものをチョイスすることができるのだ。
●取材協力:エッチケーエス TEL:0544-29-1235
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