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現行スポーツに負けない戦闘力を求めて
ゲートサウンドを響かせる500馬力の快速80’s!
現行スポーツモデルと渡り合える戦闘力を求めて、直6ツインターボの1G-GTEUからチューニング適応度が高いSR20DETへとスワップしたGX71型マークIIが今回の主役だ。
メイキングを担当したのは、京都府の“SRファクトリー”。国際サーキットでの走行会主催やスーパー耐久参戦など、走りメインのユーザーが主体の実力派チューニングショップだ。
換装したSR20DETは、東名パワードの鍛造ピストン&H断面コンロッドを組み込んで腰下を徹底強化した上、東名ポンカム&ウエストゲート式のTD06-20Gタービンをセット。最大ブースト1.5キロ時に500psを発揮するハイスペックに仕上げられている。
燃料系はサード550ccインジェクター&大容量ポンプで強化済み。排気パートはトラスト製をベースにワンオフ製作しているが、旧車感を残すためにテールエンドをあえて細身にしているのもポイントだ。
バッテリーは助手席の足元にドライタイプのオデッセイを移設。グローブボックス内には日産純正ECUが収められている。制御はトラストeマネージで行い、オートエアコンもバッチリ作動する。コラムにマウントされた機械式ブーストメーターや水中花シフトノブが時代を感じさせる。
足回りはSRファクトリーのオリジナル車高調でブラッシュアップ。ホイールはワークエモーションXD9で、タイヤにはクムホのエクスタV700(F225/45-17 RR245/40-17)を組む。
ハイパワー化に伴い、ブレーキもフロントにS14シルビア純正対向4ポッドキャリパーと330mmローターを流用してストッピングパワーを引き上げている。
エンジン換装によって、幅広いパーツ選択肢と圧倒的な走行性能を手に入れたGX71マークII。痛快すぎるリアルチューンドだ。
●取材協力:SRファクトリー 京都府長岡京市下海印寺方丸47-3 TEL:075-951-1134
【関連リンク】
SRファクトリー
http://www.srfactory.jp