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ピンポイントのチューニングで確実に効果を得る!
低中速域で力強い加速を生み出すオリジナルEXマニ+ECUチューン
初代NA型からロードスターのチューニングを手掛けてきた老舗プロショップとして、ND型でも“ロードスターらしさ”に拘ったアプローチを貫く“タックイン99”。
ビートの効いたサウンドを奏でるヒットマンマフラー、高性能ラジアルを履きこなせる硬派な味付けのヒルクライムダンパー、そしてホイールはリムの深さと光沢感のある段リムで魅せるワーク・マイスターS1Rをチョイス。NA/NB世代で確立された、王道のクラシカルなスポーツメイクをND型で実践する。
ちなみに、足元を飾るワークのマイスターS1Rは、2ピースモデルのメリットを活かし、サイズは極限のツライチを狙った8.0J×17+30をオーダー。タイヤは215/40R17のポテンザRE-71Rを組み合わせる。
ファーストステップとも言える定番ライトチューンを完結させたタックイン99は、その後、NAエンジンらしい痛快な吹け上がりを求めてエキマニとECUチューンで展開するセカンドステップに着手。
ND型に搭載されるP5-VPは小排気量の1.5L NAということもあり、エキマニは4-2-1レイアウトでパイプ径を38φ×4、45φ×2、50-60φ×1に設定。トルクが細い小排気量エンジンということを考慮して、低中速域でぶ厚いトルクを確保できるスペックを選んだ。これに高効率のセンターパイプを加わえて、高回転域で痛快な伸びとパンチを上乗せする狙いだ。
リヤピースマフラーのヒットマンNDは、メインパイプ径を60φに設定してサイレンサー内部もパンチングパイプ+消音材で構成するストレート構造を採用。同時にパイプ長を最大限に確保し、トルクの損失を抑えているのが特徴だ。
また、スムーズな吹け上がりが魅力のエンジンだが、それでも「3500rpm付近と5000rpmを超えてからの2か所に出力とトルクの谷がある」と指摘。点火、燃調、可変バルタイのマップを中心にリセッティングを進めることで、大きな落ち込みがあった回転域に厚みを大幅にプラス。ネガを美点へと変換している。
実際に試乗してみると、エキマニ+ECUチューンの効果は絶大。瞬発力の良さが突出していて、2000rpm前後の低い回転域でもペダルワークに対して敏感に反応し、さらに踏み込むと鋭く加速する。ストリートからミニサーキットまで、幅広いステージで刺激的な走りが楽しめるはずだ。
●取材協力:タックイン99 兵庫県尼崎市大庄西町4-6-4 TEL:06-6418-0099
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タックイン99
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