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「サイバーエボ」のノウハウを全注入!
触媒&エアコン付きのサーキット仕様
富士スピードウェイを始めとする関東近郊のサーキットで暴れまくっていたランエボIXの登場だ。
ベース車は機械式デフ&高強度の5速ミッションを搭載したRSグレード。「RSの5速ミッションは耐久性が非常に高く、500ps/50kgmオーバーというスペックでも壊れないんですよね」とは、車両開発を担当した“アンリミテッドワークス”の佐藤代表。
心臓部の4G63は、HKSのキャパシティアップグレードキットを組み込んだ2.3L仕様で腰下を固め、ヘッドには東名パワードのハイカム(IN&EX:272度/ラッシュアジャスタータイプ)をセット。そこにGCGのGT3071Rタービンをドッキングして最大ブースト1.5キロ時に500psを叩き出している。
また、この車両はサーキット仕様としてアンリミテッドワークスがサイバーエボ号(WTACで2連覇した伝説のランエボ)のメンテナンスから得たノウハウもフルで投入され、エアロやサスペンションも最大の効果を発揮するように作り上げられている。
ダブルオーバーフェンダーなどの無骨なボディキットは、実車風洞を繰り返して創出されたボルテックス製だ。フロントのアンダーパネルやリヤディフューザーも装備している。また、GTウイングはランエボV時代のサイバーエボが実際に装着していたものを使っているという。
足回りはオーリンズベースのアンリミテッドワークスオリジナル車高調(F19kg/mm R16kg/mm)でセットアップ。街乗りもするため、サスペンションはやや柔らかめにセットし、テスト&サービスの強化スタビでロール剛性をコントロールしている。
室内については、オーナーはメーターを見てアクセルを緩めるタイプではない(!?)ため、メンテナンス&チューニングで安全マージンを広げているが、各種メーターはシッカリと装備している。
基本的には街乗りも行うため、軽量化や改定装備の取り外しなどは行っていないストリートスペックだが、バランスの取れたチューニングには一見の価値ありだ。
SPECIFICATIONS
■エンジン:4G63改2.3L/HKS キャパシティアップキット/GTX3071Rタービン(ウエストゲート仕様キット)/HKS EVC5/Rタイプインタークーラー/東名パワード カムシャフト(IN&EX:272度ラッシュアジャスタータイプ)/ワンオフサージタンク/チタンマフラー/マルシェ触媒 ■駆動系:エクセディツインメタルクラッチ ■サスペンション:オーリンズベースオリジナル車高調(F19kg/mm R16kg/mm)/テスト&サービススタビライザー/エボⅩ用ロアアーム移植 ■エクステリア:ボルテックスエアロキット ■タイヤ:ディレッツァZ1スタースペック(275/35-18)他
●取材協力:アンリミテッドワークス 神奈川県横浜市瀬谷区北町44-8 TEL:045-719-2116
【関連リンク】
アンリミテッドワークス
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