「チューニングベースとしての資質はスイスポ並み!?」ブリッツのアバルト攻略が止まらない！

公開日 2024/09/17
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著者 weboption

カプラーオンのブーストアップモジュールも大人気！

少ない手数でアバルトの魅力を最大限引き出す

以前から欧州車のスポーツハッチバックのパーツ開発に取り組んできた“ブリッツ”。現在、その中でも注力しているのがアバルト595で、国産スポーツのチューニングパーツ開発のノウハウを投入した『パワコン』と『ダンパーZZ-R』を設定している。

パワコンは、純正のブースト圧センサーの配線に疑似信号を割り込ませることでブーストアップさせるアイテムだ。このメカニズムが国産車と同じ様にアバルト595にも通用するのか…。開発を始めるまでは不安もあったそうだが、構造は全く同じで、完全カプラーオンでのパワーアップツールというパワコンの魅力を欧州車でも実現した。

なお、スペック的にはノーマル時のブースト圧のピーク値が1.2キロで、ブリッツのシャシダイでの実測では最大出力164.3ps、最大トルク25.5kgm。これがパワコンを装着するとブースト圧のピーク値は1.5キロまで高まり、最大出力は177.6ps、最大トルクは26.7kgmとなる。1120kgという車重に対して13.3psアップとなると、その体感度はかなりのレベルだ。

また、アバルト595の純正サスペンションはかなりハード目の乗り味で、街乗りメインの人にとっては固めに感じやすい。そこで、ダンパーZZ-Rは乗り心地を重視して開発され、車高を下げつつ快適に走れるようにセッティング。車高は工場出荷時の設定でフロント14mm、リヤ26mmダウン。2013年以降の全グレードに対応している。