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VIPレーシングを狙ったボディワーク&ペイントで魅せる!
鉄板加工に拘った70mmのワイドフェンダーにも注目
低く構えた車高と、艶やかなキャンディカラーが目を引くJZS161型アリスト。奈良県のボディショップ“グロスファクトリー”が、VIPレーシングというコンセプトで仕上げたチューンドだ。
具体的には、ワンオフのエアロパーツを軸にしたVIPの王道スタイルに、走り屋テイストを注入したクロスオーバースタイル。各部の処理はもちろん、ステッカーの貼り方まで徹底的に拘ったそうだ。
強烈な極低車高は、エアサスではなくグロスファクトリーのオリジナル車高調で構築。見せかけだけのセットアップではなく、この車高で走るために干渉部分のカットやナックルのショート加工、エキゾーストマフラーの上げ加工まで施されている。
フェンダーは前後とも大幅なワイド化(F片側40mm R片側70mm)を実行。この手のメイキングは、造形自由度が高いFRPで行うのが一般的だが、このアリストは強度を優先してあえて難易度が高いメタルワークによる鉄板加工としているのもポイントだ。
なお、リヤはブリスター化に合わせてドア部分も加工が施され、ドアノブの位置は変更されている。
塗装も凄まじい。よりキャンディらしい深みのある艶を出すために、下地にメッキ調塗料を使用。これにより、滴り落ちるような極上のキャンディ塗装を完成させている。ちなみに塗料代だけで100万円近くかかっているというから驚かされる。
さらに、グラインダータトゥやラップペイント等のテクニックを散りばめ、やりすぎ感が出ない範囲でドレスアップ。この辺りのバランス感覚は、カスタムペイントを得意としているグロスファクトリーならではだ。
エクステリアに負けじとインテリアメイクも徹底。ブラック×レッドを基調にカラーカーボンをアクセントとしたシックなイメージで構築。さらに、ドア下やスピーカー周辺にLEDを配してアピール度を高めている。
オーナーの強い信念とグロスファクトリーの高い技術力が生み出したVIPレーシング仕様のアリスト、見事としか言いようがない。
●取材協力:グロスファクトリー 奈良県磯城郡田原本町大網207-7 TEL:0744-33-9302
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グロスファクトリー
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