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稲妻カラーと幻想的なライティングパーツで魅せる!
絶対にクラシュできないドリフト仕様!?
『スーパーサンダーゴールド』と名付けられたオリジナルカラーをまとい、さらに内外装の各部にライティングカスタムが施されたド派手なS13シルビア。手掛けたのは“ジーコーポレーション”。元々はタイムアタック用として開発したため、最軽量時は車重がわずか950kgしかなかったという驚異のライトウェイトマシンだ。
現在はドリフト仕様となっており、過度な軽量化はエンジョイドリフトには向かないとの理由から燃料タンクをノーマルに戻すなどのリバウンド作業を敢行。それでも1020kgという超軽量ぶりだ。ロールケージ等を装備した上でこの重量なのだから恐れ入る。
エンジンはHKS製87φピストンを使ったSR20DET改2.1L仕様だ。タイムアタックからドリフト仕様へと移行するにあたり、EXマニをトルク重視の非等長にするなど改良しているが、それでも最高出力は430psをマークしている。
インタークーターはクラッシュ対策で中置きレイアウト。本格的なワイヤータックは行なっていないが、配線はなるべく見えない位置に隠してエンジンルームをスッキリ見せている。
足回りは、RG製の特注ショート車高調を軸に構築。ホイールはワーク製ヴァリアンツァT1Sの19インチで派手なボディカラーとの調和を取る。なお、エアロパーツは全てジーコーポレーションのオリジナルとなっており、ワイド化も図られている。
そして、アピール度抜群のドレスアップ。まず、何と言っても圧巻なのは『スーパーサンダーゴールド』のボディに描かれたサンダーグラフィック。これは全てエアブラシによる手書きだ。このレベルになると部分補修では色合わせが不可能。つまり、わずかなクラッシュでも綺麗に直すためには即オールペンが必要というデンジャラス仕様なのである。
得意のライティングカスタムも徹底。フロントは3連プロジェクターユニットにブルーCCFL管×4/プロジェクターブルー加工/ストロボ6発埋め込みなどの加工を施す。ウインカーはアウディ風スモールLED&レッドウインカー仕様だ。
テールランプはLEDをセンス良く配置したワンオフメイド。さらにホイール内部にもLEDをインストールしてポジション連動でライトアップ。完全にエレクトリカルパレードの世界である。
インテリアメイクも凄まじい。メインメーターは、オリジナルの超高輝度フルLED仕様としてオールド感を完全払拭。指針までも加工されているため、その輝きは想像以上だ。また、センターパネルに配備したデフィ製メーターは一度分解してバックライトをカラーチェンジ。ピンク/グリーン/パープル/オレンジの4色で組み合わせた。
ドレスアップコンテスト用のショーカーならまだしも、このマシンは本気で走るために製作されたリアルチューンドだ。とくにステージがドリフトなら、クラッシュ率は跳ね上がる。それにも関わらず、あえてここまでやってしまうのが“凝り性チューナー”のジーコーポレーション中村代表なのである。
昼と夜で全く違う表情を見せるS13シルビア、ハンパではない。(OPTION2誌2012年5月号より)
●取材協力:ジーコーポレーション 千葉県船橋市小野田町1509-1 TEL:047-457-0001
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ジーコーポレーション
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