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ヴェイルサイドのコンプリートエアロを軸に我流を追求
高完成度を誇るフォーチュン仕様
ヴェイルサイドが1998年の東京オートサロンで発表した、フルコンプリートエアロ『フォーチュン03』で全身を固めたJZA80スープラの登場だ。
「市販エアロパーツの中で最もセクシーだった」との理由からこのエアロをチョイスしたそうだが、フロントから見ると、まるでフェイススワップしたかのような面構えだ。特徴的なボディカラーはオリジナルのキャンディーアップルレッド、独創のワイドフォルムと相まって誰もが振り返る唯一無二のスタイリングを創出している。
キットのリヤゲートにはウインドウが用意されていないため、後方視界を確保するべくバックモニターを装備している。
フォーチュン03のバンパー形状と絶妙にマッチしているツインテールマフラーは、デザートイーグルでワンオフ製作したという逸品。バイクのようなサイレンサー形状が独特だ。
ワイドボディ化に合わせたホイールはクレンツェのクリシュナで、フロントに9.5J、リヤに13Jという強烈なリム幅を合わせる。タイヤはトーヨーT1R(F255/35-19 R345/25-20)。サスペンションはテインREダンパーの吊るしだ。
インテリアは快適性を徹底重視。助手席のシャアザク&ザクに挟まれたストラーダのナビモニターは、ラジコン用のサスペンションで固定するなど遊び心も忘れない。
現状のエンジンスペックは、吸排気チューンを軸にしたブーストアップ仕様。エクステリアに見合ったタービンキットの導入も考えているという。
「ガワはこれでほぼ満足ですけど、パワー系がまだブーストアップ仕様なので…。やっぱりタービン交換したいですね!」。唯我独尊のチューニング道を歩むオーナーの野望は、まだまだ尽きないようだ。(OPTION CARAVANより抜粋)