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パワー重視の過給機マシンが増加中!
幅広いオーナーのニーズに対応する老舗チューナー“トップフューエル”。集まるユーザーは、街乗りを主体とした人から本気のサーキット組まで様々だが、やはり過給器付きが目に付くのがトップフューエルらしさであり、過激地区として知られる中部地区的なところ。チューンは過激でも、アットホームさすら感じる、そんなトップフューエルチューンの86&BRZを紹介しよう。
1名乗車公認のサーキット専用機


7年前にフルノーマルの前期モデルを購入した福本さん。当初はここまでチューンするつもりはなかったが、友人達がサーキットに通いはじめたことをきっかけに、足回りのブラッシュアップからスタート。徐々に興味が高まってきた結果、ECUチューニング→HKS2.1L&GT3GTIII-RSターボ仕様へとステップアップしたそう。

パワーチューニングと同時に進めたのが軽量化。内装パーツを徹底的に取り払い、最終的には1シーター仕様に作り変えてしまったのである。もちろんサーキットに自走で向かうため、この仕様でフル公認を取得済みだ。ちなみに、鈴鹿ツインサーキット(Gコース)でのベストタイムは37秒5で、これはZN6のレコード記録だったりする。
デモカーを参考にバージョンアップ中


以前は、450ps仕様のSW20でサーキットを走りまくっていたという野呂さん。そのSW20がエンジンブローしてしまったことを機に、ZN8への乗り替えを決意。200ps以上パワーダウンしてしまったが、コントローラブルで楽しさは倍増! 何よりも内装ドンガラ&フルチューンのSW20とは違い、快適&気軽にサーキット走行を楽しめるようになって大満足とのことだ。
超希少な限定車をフルチューン

TRDが100台限定で販売した14R-60をベースに、2.1L+ターボチューンを行なったのは梅原さん。以前は前期型のZN6に乗っていたそうだが、クラッシュ&箱替えの際に見つけたのがこの限定モデル。剛性や空力面が強化されているため、ボディを作り直す手間を考えたらお得と判断したというわけだ。

前期型ZN6から引き継いだエンジンは、HKSの2.1Lキャパシティアップグレードキット+GTIII-RSタービンを組み込んだパワフルな350ps仕様。14R-60のノーマルエンジンはストックしているため、このエンジンは存分に回して楽しむことができるとか。

14R-60の純正マフラーは好みではなかったため、GT純正マフラーの片側を使ってセンター出しへと加工。ターボ化による容量不足を補いつつ、14R-60らしいリヤフォルムをキープしているのだ。

14R-60の純正シートはフルバケットタイプだが、奥様を乗せる機会も多いためTRDのリクライニングタイプに変更。そのデザインと揃えるために、運転席のフルバケも同様のTRD市販品に変更されている。
デザインに惚れて86オーナーに!


クルマ好きの父親に連れられて、幼少期からトップフューエルに出入りしていたという山中さん。愛車のZN6型86はスタイリングが気に入って選んだそうだ。購入したのはリアウイングのないGTグレードだったが、ウイングが欲しくてトランクリッドごと交換するなど、愛車に対する拘りも深い。この86はオートマのため、いつかMT車に乗り換えるのが現在の目標だ。
Part.2へ続く
●取材協力:トップフューエル 三重県松阪市中道町500-1 TEL;0598-56-5880
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