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自慢のサスペンションとターボで武装!
ユーザーに先駆けて過酷なテストを敢行!
A PITオートバックス東雲のデモカーは、新しいチューニングパーツをユーザーのクルマへ取り付ける前に、性能やフィーリングをがどのように変わるのかを徹底的にテストするための大切な存在。エンジン仕様に関しても、HKSのスーパーチャージャー仕様の検証からスタートし、次はあえてNA仕様に戻して吸排気チューンを検証。そして、いよいよHKSのボルトオンターボキットを装着してのテストを開始したのだ。
今回装着したHKSのボルトオンターボキットは、GTIII-RSタービンを主軸としたキット構成。エンジン本体には手を入れていないものの、ブースト圧0.7キロ時に370psを実測で叩き出している。制御はECU-TEKを使ったオリジナルデータだ。
不安なく走りが楽しめるようにHKSのオイルクーラーも投入。本来、インストールにあたっては純正のウォッシャータンクを撤去して、バッテリー横にキット付属の移設型ウォッシャータンクを装着するのだが、この車両ではターボ化とサーキット走行に備えてその位置にレイル製の大容量ブローバイキャッチタンク設置。ウォッシャータンクはバンパー内に追いやったそうだ。
足回りは、木下みつひろ選手とのタッグで完成したオリジナルのハイパーマックスGATE SPECを装着。位置付けとしてはストリート向けの「ハイパーマックスS」とサーキット向け「ハイパーマックスR」の中間的な味付けがなされている。スプリングレートはフロントが5kg/mmでリヤが6.5kg/mm。まさしく、ストリートもサーキットもこなせる車高調の頂点をコンセプトとするアイテムだ。
「現状の370ps仕様のエンジンと、このハイパーマックスGATE SPECサスペンション&ハイグリップラジアルという組み合わせはかなり良いです。これくらいのパワーが、バランス良く走れる限界に近いのではないかと思っています。あくまでストリートチューンドではありますが、最終的には筑波サーキットコース2000で1分フラットが出したいですね」とは、GR86デモカー担当の田中さん。
ハイパーマックスGATE SPECの大きな特徴は専用のフロントピロアッパーマウントだ。よく見るとダンパー取り付け部がセンターからズレていることが分かるだろう。これは理想的なキャスター角を追求した結果の設計とのこと。
室内はカーボンパーツがふんだんに取り付けられた高級感のある仕上がり。シートもブリッドの高級志向ラインナップであるedirbをセレクトし、上品な室内空間を作り上げている。
ヘッドライトは6連のLEDプロジェクターが目立つアルファレックス製をインストール。もちろん、保安基準適合でGR86のフロントマスクの印象をガラリと変えてくれる必勝パーツだ。
GR86オーナー必見の要素として最後に紹介したいのが、現在発表に向けて準備が進められているエアロパーツ。YouTubeのオートバックス公式チャンネルにてティザー映像が公開され、オーナーの間で大きな話題となっているアイテムがついに完成! 東京オートサロン2025で発表されるという情報をキャッチした。
このエアロパーツにはA PIT 東雲と某トッププロドライバーの拘りが詰まっており、スポーティなルックスのみならず最新のエアロダイナミクス理論による機能性も自慢とのこと。すでに量産化に向けての最終調整も終了し、あとはデビューを待つのみ。オートサロン会場ではぜひお見逃しなく!
●取材協力:A PIT AUTOBACS SHINONOME 東京都江東区東雲2-7-20 TEL:03-3528-0357
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