目次
低価格・高品質が最大の武器
ファイナルコネクションの最新モデルに迫る
サスペンションキットやブレーキシステムなど、数多くのチューニングアイテムをプロデュースしている“ファイナルコネクション”。同社が近年注力車種として開発を進めているのが、新旧86&BRZだ。


ダンパーに複筒式を採用した「ステルスブラックツイン」(12万1000円)と単筒式の「ステルススーパースペックダンパー」(15万9500円)の2つがそれで、前者は街乗りからワインディングまでをターゲットとしたスタンダードモデル。後者はサーキットシーンでの使用まで見据えたハイスペックモデルとなる。

どちらのモデルも、企画から設計、さらに製造、発送までを全て自社で行うほどの拘りっぷりで、減衰力調整機能はもちろんスプリングの選択も幅広く対応。サスペンション専門メーカーに匹敵するほどの体制を整えつつも、リーズナブルなプライスを実現しているのだ。
最新のアップデートで投入された新型スラストベアリング(フロント側)も見逃せない。これにより、ステアリング操作に対する回頭性や安定感を従来モデル以上に高め、ストローク時に発生する摩擦音や摺動音まで抑えることが可能となった。

まずは、リーズナブルなステルスブラックツインからチェックしていく。12万1000円という超ロープライス設定ながら、ケースはプリロードを変えることなく車高調整が可能な全長調整式で、アッパーマウントも調整式ピロを標準装備。さらに、25段階の減衰力調整幅を備えるなど、スペックは完全にハイエンドモデル級だ。

リヤにも専用のアッパーマウントが採用されているが、こちらはピロ仕様のフロントとは異なり強化ゴムブッシュタイプとなっている。


続いて、上位モデルのステルススーパースペックダンパー(15万9500円)。こちらは2024年6月に登場した完全新作で、基本構造こそステルスブラックツインを踏襲しているが、減衰力調整幅を30段階まで引き上げつつスプリングレートもステルスブラックツインよりも前後2kg/mmアップ(F:10kg/mm R:8kg/mm)させるなど、ハードな走行に対応するスペックが与えられている。なお、ダストブーツは耐久性を重視したシリコンゴム製を採用する。

ショックネジ部に、防錆効果の高い被膜処理&電着カチオン塗装が行われているのもステルススーパースペックダンパーの特徴だ。

低価格&高品質を地でいくファイナルコネクションの車高調。これからチューニングをスタートしようとしているオーナーはもちろん、仕様変更を検討中の86/BRZ乗りは候補のひとつに加えてみてはいかがだろうか。
●取材協力:ファイナルコネクション TEL:042-550-4533
【関連サイト】
FINAL KONNEXION
https://www.finalkonnexion.co.jp