荒れた路面でも跳ねないハイレベルな仕上がり!

新世代スポーツSUVの速さを足元から引き立てる!

手頃な価格帯ながら減衰力調整や全長調整など、欲しい機能を満載したブリッツのフルスペック車高調「ダンパーZZ-R」シリーズ。ローダウンしても乗り心地が良いと評判のこのサスペンションは、ストリートでの快適性を主眼に起きながら、減衰力を締め込めば峠やサーキットも軽快に走れるスポーツ性も兼ね備える。

その秘密は、大径ピストンを採用した単筒式ダンパーにある。減衰力がリニアに立ち上がることで、しなやかな乗り味と高い路面追従性を実現しているのだ。

このダンパーZZ-Rシリーズには、リフトアップ仕様やラグジュアリー向けなど、さまざまなバリエーションが存在する。なかでも注目は、電子制御式の減衰力調整機能を搭載した「ダンパーZZ-R スペックDSC+」。今回テストしたのも、この最先端モデルだ。

車内に設置されたコントローラーで乗り心地をリモート操作できるだけでなく、乗車人数や走行状況に応じて最適な減衰力を自動で導き出すフルオートモードも搭載。クルマの姿勢を常に安定させてくれる。

ストローク量に影響を与えない全長調整式機構を備え、単筒式ダンパーによって減衰力も安定。ロックシートやブラケットにはアルミ材を採用し、軽さと強度を両立させている。

新型車では、アッパー部がカウルで覆われていることが多い。LBXも例外ではないが、スペックDSC+なら車内から減衰力を変更できるため問題なし。いつでも手軽に好みの硬さへ調整可能だ。さらに、アッパーマウントとスプリングの間には異音を防ぐシートも挟み込まれており、静粛性にも配慮されている。

リヤはスプリング別体式で、快適性を高めるために樽型スプリングを採用。突き上げ感を抑えるべく、十分なストローク量も確保されている。スプリングレートは、フロントが5.5kg/mm、リヤが6.5kg/mmだ。

吸気系はノーマルのままだが、「パワスロ」を導入することでパワーとレスポンスを向上。カプラーオンにもかかわらず、実測でノーマル時の304.6psから、装着後は320.5psへとアップ。加速性能がより刺激的になっている。

テールエンド脱着可能な「ニュルスペック・カスタムエディションマフラー」も現在開発中。デモカーには、新作のフォージドカーボン製テールを装着し、リヤビューの存在感を高めていた。

タイヤ&ホイールは2インチアップ仕様。エンケイ・レーシングレボリューションRS05RRの20インチに、コンフォート性能にも優れるダンロップ・スポーツマックスRSを組み合わせている。タイヤサイズは265/35。

ワインディングでの試乗を担当したのは、谷口信輝選手。

「1本目は、この峠では減衰が少し柔らかすぎて、腰高感とロールの大きさが気になった。2本目では減衰を4段ハード側に調整したところ、フィーリングが明らかに変わった。コーナリングが楽しくなって、乗り味も良い。インチアップしているのに、段差の衝撃をしなやかに吸収してくれるし、乗り心地も悪くない。サーキット向きの脚じゃないけど、十分なストロークがあり、快適性を保ったまま路面に追従してくれる。LBXのコンセプトにぴったりな足回りだと思うよ」とのこと。

価格は36万3000円。DSC+の機能を活かせば、シーンに応じて走りの質を自在にコントロール可能。普段は快適性重視、ワインディングではスポーツ寄りと、使い分けを楽しめる。そんな車高調を探しているなら、一度その性能を体感してみてほしい。

●問い合わせ:ブリッツ TEL:0422-60-2277

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