「STIの補剛パーツは効果絶大だった!」メーカー直系ワークスの新型BRZデモカーに乗ってみた

Vバーとフレキシブルドロースティフナーは装着必須!

純正のバランスを損なわないメーカーワークスチューン

デビュー早々に素晴らしいパフォーマンスを見せつけている新型BRZ。そのチューニングを検討する上で、真っ先にチェックしたいのが、メーカー直系ワークス“STIパフォーマンス”のパーツラインナップだ。

エクステリアを覆うエアロパーツは、単なるイメージチェンジのためのドレスアップアイテムではなく、風洞実験を繰り返しながらエアロダイナミクスを追い込んだ本気の高機能パーツだ。

フロントはアンダースポイラーとスカートリップで構成。ボディサイドの空気を整流するサイドアンダースポイラーとのコンビネーションで、最適なパフォーマンスを発揮する設計となる。

リヤセクションには、翼端部まで一体としたウイングレットデザインを持つドライカーボン製リヤスポイラーを装備。スーパーGT300マシンと同様のスワンネックマウントとしているのもポイントだ。

“補剛パーツ”と呼ばれるSTI独自のボディパーツも製品化。新型BRZ用にはフロントストラットタワーとバルクヘッドをピロボールを介して連結するVバーと、リヤバンパー内部(バックパネル)のサービスホールを利用して左右を連結するフレキシブルドロースティフナーが設定される。

足回りは、純正ダンパー対応のコイルスプリング(10mmダウン)とピロボール付きのラテラルリンクセットでセットアップ。ドリルドタイプの専用ブレーキディスクは、冷却性能が約7%向上するというから恐れ入る。

エキゾースト環境には、リヤピース交換タイプのパフォーマンスマフラーを投入。低回転域の音量は純正と同様に抑えつつ、回転上昇に合わせてスポーティなサウンドが楽しめるストリートスペックだ。ちなみに、120φの大口径テールは職人が手仕上げで磨いたものとのこと。

このワークスチューンドに試乗したマナピーこと鈴木学さんは「ノーマル車との比較でボディパーツの効果を試してみたけど、その差は歴然だった。剛性が高まるのではなく、しなやかさが増すイメージ。車両の挙動が洗練された感じになるんだよ。ちょっとビックリした! 」と評価。

純正が有するバランスの良さを崩さない盤石のモディファイ。新型BRZを知り尽くしたメーカー直系ワークスによる各部のアプローチは、オーナーにとって参考になるものばかりではないだろうか。

●問い合わせ:スバルテクニカインターナショナル TEL:0422-33-7848

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