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どことなくザクレロっぽい衝撃のフロントフェイス
これぞ唯我独尊! KRCモディファイド渾身の作
衝撃的だ。一瞬、言葉を失いそうになるほどの存在感を放つこのクルマ。ボディサイドを見ればEG2型CR-Xデルソルだと判断することができるが、フロント正面から見ただけでは車種の識別は不可能。ちなみに、取材担当は“ザクレロ”が頭をよぎった。
製作を担当したのは、東京オートサロン2013でモビルスーツ仕様のFD3Sを披露した、大阪の“KRCモディファイド”。バイク用を流用したヘッドライトや大きく口を開けたグリル、触角のように伸びたステーで吊られたフロントアンダーパネルなど、今回もガンダムの世界観を意識しつつ、他のどんなクルマにも似てない唯一無二の個性を堂々アピールしている。
有機的フォルムに違和感なくマッチしたミラーはバイク(カワサキ)用だ。
獰猛なフロントマスクとは対照的に、エンジンチューニングはトップフューエルのインテークチャンバーやアーシング程度。それでも、持ち前の軽量ボディを活かした走りは十分スポーティだ。
インテリアはレッドレザーで張り替え。バケットタイプのシートはS2000純正を流用する。こうして見ると、デルソル本来のSFチックなデザインに驚く。
トランクにはアルパインのアイテムをメインとしたカスタムオーディオを搭載。スピーカーやアンプ周りは車内に合わせてレッドレザーでコーディネイトされている。
オーナーは「世界にひとつだけの独創スタイル」を求めたというが、その仕上がりは独創を通り越して完全に異次元レベル。賛否両論を生むスタイルだろうが、ここまでやり遂げた情熱には感服するしかない。(OPTION CARAVANより抜粋)