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ユーザーカーならではのエアロミックスでオリジナリティを演出!
サーキットアタックもこなすストリート快適仕様
初期型に至っては37年選手となり、今や立派な旧車の仲間入りを果たしたFC3S型RX-7。角張ったボディラインやリトラクタブル式ヘッドライトなどノスタルジックな雰囲気を漂わせるモデルだが、そんなFC3Sをベースに全く古さを感じさせないスタイルを構築しているのがこのチューンドだ。
「このFC3Sは20年前に先輩に譲ってもらったクルマです。フルノーマル車でしたが全体的にボロボロで、機関系はパンスピードさんでお世話になりつつ、リフレッシュを重ねて今の仕様に辿り着きました」とはオーナー。
固定式ヘッドライトを含めたフロントバンパースポイラーはRE雨宮製で、フェンダーはフロントがパンスピード製、リヤがフォーサイト製(35mmワイド)をセレクト。計3ブランドを巧みに組み合わせて構築している。ボディカラーは、ホンダのコバルトブルーをベースに調色したオリジナルとのこと。
ホイールは17インチのボルクレーシングTE37SL。9.5Jプラス12を通しで履く。ブレーキもフロントにブレンボF50キャリパーをセットして制動力を強化。サスペンションはオーリンズベースのパンスピードオリジナル車高調で、フロントが10kg/mm、リヤが9kg/mmというレートのスプリングをセットしている。
一方の駆動系は、クロスミッションやツインプレートクラッチ、スーパーロックLSDなど、OS技研のパーツで強化済みだ。
心臓部の13B-Tは、パンスピード謹製のサイドポート拡大仕様だ。ウエストゲート式のTO4Zタービンを組み合わせて430psを発揮させている。ちなみに、エンジンルームが赤いのは購入直後に行なったオールペンの名残。その際にフレームの錆取りなども徹底的に行っており、ボディコンディションは未だ現役だ。
サイトウロールケージ製の10点式ロールケージで覆われた室内は、欠品パーツも無く美しい仕上がり。エアコンやオーディオといった快適装備も問題なく稼働する。メーターはLMSのワンオフLED仕様。追加メーターはデフィ(ブースト、水温、油温、油圧)で統一している。
スポーツ走行をメインに使用していることもあって、エンジンはすでに4基目。ロータリーチューンドの宿命とも言える耐久性に難儀している場面もあるそうだが、これからも走りを楽しめるFC3Sとしてチューニングを重ねていくという。このFC3Sからまるで古さを感じないのは、常に行われているアップデートが理由なのだろう。
PHOTO:市 健治(Kenji ICHI)