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ウエルドFR-Sのエクステリアがボディキットとして登場！
コンプリート価格は50万円の設定
ワンオフのボディ加工を得意とするカスタムショップ“ニシノボディリペア”から、先代ZN6型86用のワイドボディキットが発売された。
実はこの製品、東京オートサロン2014で“ウエルド”が発表した超美麗FR-Sのボディシェイプを完全再現したものだったりする。
独創的な4連クロススロットル仕様のエンジンベイが記憶に刻まれているという人も多いだろうが、当時この車両のボディワークを担当したのが、ウエルド伊藤代表をして「技術力は日本屈指」と言わしめるニシノボディリペアだったのだ。
「ZN6も台数が増えてきてボディ加工まで踏み切るオーナーさんも多いでしょ。せっかく作ったオリジナルのワイドボディだし、今こそ製品化すべきだという話になったんだ」とはウエルドの伊藤代表。
構成パーツは全てFRP製。フロントフェンダー(左右セット：8万1400円)は片側50mmのワイド設定ながら、ボリューム増を最小限に抑え、ノーマルのフェンダーラインの面影を残してデザイン。後端にはタイヤハウス内で生じる乱流をスムーズに引き出すためのエアアウトレットも装備する。
フロントバンパー(9万2400円)は純正を意識しながらロングノーズ化。単純な造形ではなく、面を巧みに組み合わせている点に注目したい。フロントアンダースポイラー(5万8300円)は、整流効果だけでなく攻撃的なオーラの演出にも大きく寄与する。
前後のボトムラインを整えるサイドステップ(左右セット：6万500円)は、シンプルながらボリュームを意識してデザイン。のっぺりとしたサイドビューに抑揚のあるアクセントを加えている。
片側70mmワイドのリヤフェンダーは、純正に被せるブリスタータイプ(左右セット：8万1400円)で設計。後方をボリュームアップしたサイドステップとのバランスを整えながら、スペシャリティ感を演出する。
専用リヤバンパー(9万2400円)の“えぐり”部分は、純正よりもナロー化してワイド感を増長。これは限界までタイヤのトレッド面を見せるため演出で「張り出し部とえぐり部分があるからこそグラマラスさが際立つんだよ」と伊藤代表は熱く語る。
フロントアンダースポイラーと対をなすリヤアンダースポイラー(5万8300円)は、ディフューザー形状でフィニッシュ。フロント以上に過激なリヤビューを、効果的に引き締めてくれる存在だ。
ワイドボディ仕様で軽視されがちな給油口の処理だが、ニシノボディリペアではオープン時の美しさを追求して裏側部分まで製作。美観、実用性ともに純正同等の仕上がりだ。
ボディパーツ7点をセットにしたプライスは50万3800円。ZN6型86用のワイドボディキットは多数存在するが、その中でも比較的リーズナブルな価格設定と言えるだろう。また、ニシノボディリペアでは、ZN6後期型用モデルの製作も予定しているとのこと。
作り手の情熱と誇りを感じさせる珠玉のエアロボディ。JDMシーンのトレンドを切り開いてきた名門チューナーが、86&BRZカスタムシーンに一石を投じることは想像するにたやすい。その仕上がりの良さに脱帽だ。
●問い合わせ：ニシノボディリペア 茨城県水戸市鯉淵町5967−82 TEL：029-259-7708
【関連リンク】
ニシノボディリペア
http://www.nishino-br.com/