「通勤仕様の限界に挑戦!?」古き良きを感じさせるS14シルビア前期の魔力

一度手放したものの同じ個体を再び購入!

通勤仕様の限界に挑むヴェルテックス仕様のS14シルビア

往年のT&Eデモカーを彷彿とさせるこのS14シルビア前期は、オーナーが“通勤快速仕様”として不満なく使えるギリギリを狙ったチューンドだ。

エクステリアを覆うエアロパーツは、T&Eの大ヒット作であるヴェルテックス“リッジ”だ。前後フェンダーは35mmのワイド仕様だが、それを感じさせないグラマラスなデザインはさすが老舗のエアロパーツメーカーである。なお、設定車高はかなり低いものの、これでも普段乗りには一切支障の無いセッティングとのこと。

ホイールはボルクレーシングで、右側がTE37SL、左側がTE37SAGAと銘柄違いをセット。サイズは18インチの10.5Jプラス15を通しで履いている。サスペンションは326パワーのチャクリキダンパーで、スプリングレートはフロントが20kg/mm、リヤが12kgmm。さらにリヤにはD-MAX製のアッパーアーム、トーコントロールアーム、トラクションロッドも導入済みだ。

室内は運転席にレカロのフルバケットシート“RS-G”がセットされている程度。通勤に使用する足グルマということで、あくまでも実用性を重視しているのだ。

ちなみに、オーナーは一度このクルマを手放した過去があるそうだが、再び同一の個体を購入したというリターン組。現在は以前から興味があったというドリフトに挑戦すべく、準備を進めている段階だという。

ド派手なルックスでイベントも楽しめ、不自由なく街乗りも出来る仕様でドリフトに挑む。一台で全てをこなせる万能スペックというわけだ。

PHOTO:土屋勇人(Hayato TSUCHIYA)

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