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アーチ上げ&エアロ短縮で地を這うシャコタンスタイルを構築
落ち着いた外装と派手な内装のギャップに萌える!
このセルシオのオーナーはUCF20型だけでも4台、UCF30型まで含めれば計6台を乗り継いできたという生粋のセルシオ好きだ。Y32型シーマに浮気していた時期もあったそうだが、結局またUCF20を買い直してイチからVIPモディファイを進めたという経緯がある。
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「外装はメーカーを揃えてしまうと他人と被りやすい」との理由から、ブランドには拘らずにオーナー自身の感性でセレクト。フロントとリヤはオートクチュール製で、サイドステップはオブラクション製のエアロを短縮加工して装着。腹下まわりもクリアランス対策が施されているため、接地レベルのシャコタンでも問題なく走行可能となっている。
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落ち着いた印象のエクステリアとは対照的に、インテリアは超ド派手な仕上がり。オーナーはメインカラーにオレンジを選んだ後、差し色となるホワイトは多くても3割程度になるように配慮。その比率を守るため、シートベルトなどの小物もオレンジカラーの製品に巻き直されている。
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これらの内装メイクは、インテリアカスタムの名門“エルティード”が担当。同社代表のMAYUMIさんと相談を重ねながらメイキングを進めていったそうだ。なお、主な素材には耐久性と質感に優れたPVCレザーを採用している。
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ダッシュボード上面には格子状のダブルキルト処理を施したレザーを使用し、それ以外は通常の生地を使うことで立体感を演出している。
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ドアインナーの水玉模様になっている部分は、エルティードMAYUMIさんのアイディア。ホワイトレザーにパンチング処理を施すことで、裏側のオレンジレザーが見えるという独創的な構造だ。
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フェンダーは純正をメタルワークによって加工したスペシャルで、フロントは30mmワイド+約40mmアーチ上げ、リヤは50mmワイド+約90mmアーチ上げを敢行。ホイールは希少な初期モデルのワークエクイップ(F10J-37 R12J-25)、前後とも50mmのワイトレを追加してツラに合わせている。
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タイヤはサイドウォールの形状とサイズの豊富さから選んだナンカンのNS-02を愛用。フロントに235/35-19、リヤに285/30-19を引っ張って履いている。
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足回りはTディメンドのフロントアッパーアーム、リヤアッパーアーム&ロアアームが装着されており、ネガティブキャンバーはフロント7度&リヤ9度の設定。「最近は過度なキャンバーがもてはやされていますけど、フェンダー形状との相性を考えるとこれくらいがちょうど良いと思いますね」とオーナー。
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リヤバンパーは20mmほど短縮加工。テールレンズは1台目のセルシオから引き継いだワンオフのLED仕様とのこと。一途なオーナーの深い愛情はもちろん、トータルバランス重視で仕上げたことがよく伝わってくるスーパーカスタムセダンだ。
TEXT:山本大介 PHOTO:山本大介/金子信敏
●取材協力:エルティード 東京都小平市栄町2-28-24 TEL:042-349-3133
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