「取引先にも好評なスタンス仕様の営業車!?」この極低サクシードで工事用道路も走るんです!

サクシードULにUSDMの魂を注入

工事用道路もシャコタンで走破する!

長い歴史をもつ建設会社の社有車として、日々現場まわりの足に大活躍している働くチューニングカーがこのサクシードバン4WD。各現場監督にプロボックス&サクシードが支給されるのを良いことに(!?)、自腹でチューニングを施してしまったのである。

ZEES製の砲弾型のマフラーとUSDMテイストの牽引フックによりオリジナルなリヤビューを実現。4WDなのでマフラーの選択やリヤサスのチューニングには制約が多くて苦労しているそうだ。

コツコツと5年かけて仕上げたマシンは、メッキホーンやリヤトーフックなどにUSDM、ディープリムのワークマイスターで旧車メイクをミックスさせた個性的なスタイルが特徴だ。

拘りのシャコタンを実現するポイントとなっている足回りは、ラルグスの車高調に326&スウィフトのハードレートスプリングの組み合わせで実現。「担当現場の工事用道路は、シャコタンでも走れるよう、とくに気を遣って整備しています(笑)」とのこと。

ホイールは4セット目のチョイスというワークマイスターCR-1(F8.0J×16+29 R8.0J×16+27)だ。グリーンのキャリパーペイントは、現場にあったコマツの純正塗料で塗ったのもプチ自慢ポイントとのこと。

内外装も独自のセンスでスタイリッシュかつ機能的に仕上げられているが、中でも注目すべきはスペインのホットハッチ、セアト・クプラ純正を流用したフロントリップ。ほとんど無加工で装着できたそうだ。その他、JAOSグリルから覗くメッキホーンやバンパーのクイックリリースなど、日米欧のテイストミックスで独自のスタイルを演出している。

ステアリングボスは跳ね上げ式の「ラフィックスGTC」だが、導入のきっかけはレカロSR7装着で乗り降りが不便という巨漢ならではの悩みに基づくものだった…とか。

インテリアは、キースのバックスキンタイプステアリングにピボットの大径タコメーターがもたらす走りのイメージと、ハーストタイプシフトノブや芳香剤でUSDM風味をミックスした仕上がりだ。

泥だらけのシャベルを積むことはなさそうなカーゴスペース(笑)も見どころの一つ。市販のピラーバーに自作のクロスバーを追加して剛性とビジュアルを強化。NOSボトルはアルミ製の水筒を加工したものだがインパクトは抜群!

ちなみに、エンジン系は会社的な事情によりハイオク仕様となるようなチューニングはNGのため、吸気系を軸にしたファインチューンで留めている。

「本当は過給機とかパワー系もやりたいんだけど、ハイオク仕様になっちゃうと会社が許してくれないので…」というのが悩みらしい。

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