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ハイコンプ仕様のK20Aユニットを搭載
ホンダ系のスペシャルショップ“M&M”の元デモカーを入手!
カスタムフリークからの人気が高く、中古車相場も右肩上がりを続けているFD2型シビックタイプR。ここで紹介するのは、ワイドボディを纏ったM&M HONDAの元デモカー。実は、オーナーにとって2台目のFD2なのだとか。
免許を取得してすぐにFD2シビックタイプRを入手。その個体はM&Mのワイドボディを入れるなどして自分好みに仕上げていたが、所有7年目に群馬サイクルスポーツセンター(通称グンサイ)で攻め過ぎて横転。一発廃車の憂き目に遭ったそうだ。
しかし、FD2の楽しさ、そしてカッコ良さが忘れられなかった。そんな時、M&M HONDAのデモカーが販売されるという話を聞きつけ、即購入を決断。2020年10月に手に入れ、現在は自分色に染め上げている真っ最中だ。
エンジンルームに収まるのはハイコンプ仕様のF20ユニット。M&Mのカーボンエアクリボックスやフルチタンマフラー、チューニングECUも投入されており、以前のライトチューンと比べて、レスポンスはかなり良いという。
横転した苦い経験から、車内にはサイトウロールケージの9点式ロールケージを組み込んだ。ダッシュボード上にはデフィのマルチディスプレイ「DSDF」も設置されており、愛車のコンディションを正確に把握できる。
運転席、助手席ともにシートはレカロのフルバケットシートRMSに交換される。身体がしっかりホールドされるので、長距離ドライブでも意外に疲れないとか。またワークスベルの脱着式ボスを使って、乗降性を高めていた。
エクステリアは片側75mmワイドのM&Mワイドボディキットでフル武装。そこに収まるホイールはウェッズスポーツSA-15R(FR10.5J+15)。タイヤにはヴァリノVR08GP(295/30R18)を組み合わせる。
足回りはオーリンズのM&M仕様で、スプリングレートはフロント20kg/mmのリヤ18kg/mm。しなやかな特性なのでギャップで跳ねることもない。制動力強化も抜かりなく、APレーシングのフロント4ポットキャリパーをセット。リヤはビッグローターを入れることで前後のブレーキバランスを整える。
「4ドアなのに軽快で速いのが気に入っています。サーキットからレジャーまで、フレキシブルに使いこなせるのも魅力ですね」。こだわり派のオーナーが名門ショップの元デモカーをどのように味付けしていくのか、今後の進化が楽しみだ。