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情熱を抑え切れず、勢いでやったフルラッピング施工!
ホイールもマツダ787Bを意識したワンオフカラーにチェンジ
スポーツカーへの欲求が抑えられなくなり、FD3S型RX-7を手に入れたのは今から10年前のこと。本当はRX-8のスピリットRを狙っていたものの資金が足りず、当時、予算内で購入可能だった最終型のFD3Sに落ち着いたそうだ。
購入から3年が経過した頃、テレビアニメ『ガールズ&パンツァー』がスタート。これに夢中になったオーナーは、愛車の痛車化を決意する。
そのままの勢いで、ガルパン公式の痛電車や痛バス等を手掛ける“FEEL Design(フィールデザイン)”にデザイン&ラッピングを依頼。同社は、著作権処理した公式データで制作してくれるため、公認痛車として堂々と乗れるのがポイントだったそう。
「ノリと勢いでやっちゃいました。実はボディの色分けは、ル・マン24時間レースを制した787Bに代表される、昔のマツダカラーを意識しているんです」とオーナー。ボディサイドの描き下ろしイラストをよく見ると、自動車部(レオポンさんチーム)がしっかりと13Bローターを持っているなど、随所にオーナーの拘りが詰め込まれているのだ。
もちろん、見どころはラッピングだけではない。エアロパーツは異なるブランドをミックスして個性を主張。具体的には、フロントバンパー&サイドステップがRE雨宮で、カーボンのアンダーパネルはボディショップニュータイプでワンオフ制作したもの。
ワイドフェンダーとGTウイングはサンアイワークス、そこにRSパンテーラのダックテールを組み合わせる。リヤディフューザーはRE雨宮製だ。
ホイールにはアドバンレーシングGTの18インチをセット。元々はガンメタだったが、ラッピングでゴールドスポーク/リムシルバーという787Bをオマージュした色合いへとイメージチェンジしている。サイズは前後とも10Jプラス22だ。
大切にしていることが伝わってくる室内。メーターフードにはデフィの追加メーターを装備し、愛車のコンディションを把握。ステアリングはナルディクラシックで、ワークスベルのラフィックスにより脱着も可能としている。
シートはブリッドで、運転席はジーグIII、助手席はストラディアIIにそれぞれ変更。グレッディの4点ハーネスは、ボディカラーに合わせてオレンジを選択した。シートの間にチラリと見えるのは、ケンウッドのサブウーファーだ。
エンジン系はノーマルで、冷却対策にサンアイワークスのスーパー冷却銀次郎を装着している程度。オーナーはあくまで自分好みのスタイルでロータリーカーライフを満喫しているのである。エキゾーストマフラーはアペックスのN1だ。
「このFD3Sで大洗町(ガルパンの舞台)に行くと、地元の方々から声をかけられることも多いんです。そうした交流も楽しみの一つですね」とオーナー。これからも各地のイベントで唯一無二の存在感を示していってください!