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チューニング先進国の魔改造マシンを見学!
オーストラリアのシドニーで、年に一度開催されるチューニングカーの世界一決定戦「ワールドタイムアタックチャレンジ(WTAC)」。このイベントは、走りのみならずカーショーとしての側面もある。早速、パドックで見つけた奇想天外なエンジンスワップマシンを見ていこう。
マイナー車種もエンジンスワップでモンスターマシンに変貌!
S14シルビア×センチュリー用V12
センチュリー用のV12エンジンが搭載されたS15シルビア。詳細は不明ながら、等長のタコ足や冷却系の作りを見る限り、相当ハイレベルなNAメカチューンが施されているはず。
ボディも前後オーバーハング部がパイプフレーム化されるなど、かなり本気の作り込みだ。インテークの「力成功」という雑な(?)漢字表記が、海外のJDMフリークらしさ溢れるポイント。
GB120サニートラック×V8スーパーチャージャー
1000psオーバーというスーパーチャージャー仕様のLSエンジンをスワップした、サニトラ改ドラッグ仕様だ。完全にマッドマックスの雰囲気だが、補強の入れ方や各部のメタルワークなどボディメイクは凄まじい仕上がりを誇る。
S14シルビア×V8スーパーチャージャー
ドリフト大会のパドックで轟音を響き渡らせていたS14シルビア。エクステリアは、ロケットバニーのBOSSキットで武装。そしてエンジンは、ドライサンプ化されたド迫力のV8スーパーチャージャー仕様を搭載。ドラッグマシンも真っ青の、鬼加速から繰り出すドリフトは迫力満点だった。
WC34ステージア×インフィニティ用V8
オーストラリアでも大人気のR34フェイスが移植されたステージアには、ターボ化されたインフィニティ用V8エンジンが換装されていた。エクステリアもBNR34 Zチューン風のフロントフェンダーや、GT-Rを彷彿とされるブリスターフェンダーなど、細かい部分まで拘って製作された事が伝わってくる1台だ。
Z33×2JZ-GTE
日本国内ではほぼ見かけない、Z33の2JZスワップ仕様。カムカバーをボディカラーに合わせるなどして、違和感なく純正のように直列6気筒エンジンがインストールされている。海外にはZ33に2JZをスワップするためのキットも存在しているから、意外とポピュラーなのかもしれない。制御はハルテックのフルコンを使用していた。
VB110サニーバン×CA18DET
CA18DET仕様のサニーバン! シェイブドベイ&ワイヤータックのコンボで、美しく仕上げられたエンジンルームは圧巻だ。パイピングのうねり方やジョイント部まで、徹底的に“魅せること”を追求しながらメイキングを進めたという。
B10サニー×CA18
ピートブロックが率いた往年のBREカラーを纏ったオールドサニー。エンジンルームには、見た目もメカニカルな4連スロットル仕様のCA18を換装。レトロなエクステリアと、ワイヤータックをはじめとする現代のカスタム技術が詰め込まれたエンジンルームの対比が、非常に魅力的なチューンドだ。