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60年代のスポーツカー全盛期のデザインを現代風にアレンジ!
圧巻のロングノーズ&ショートデッキフォルム
今回も難問だ。草原にたたずむ真紅のスーパーカー。外装をジックリとチェックしても、古い年代のヨーロッパスポーツにしか見えない…。
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では、正解発表といこう。このマシンの正体はFD3S! 製作したのは“OHNO CAR CRAFT”。代表の大野氏は、東京オートサロンで優秀賞を受賞した経歴もある他、東京モーターショーやジュネーブ国際モーターショーにオリジナルのカスタム車両を出展し、世界中から評価を得ている実力派デザイナーだ。
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このコンプリートマシンでは、大野氏がデザイン的に優れていると評価する60年代のスーパーカーを強く意識。当時のロングノーズ&ショートデッキスタイルや、小ぶりなボディをFD3Sのボディで再現したのだ。
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細部に迫っていく。ショートデッキを実現するべくリヤのフレームをカットした上、燃料タンクの位置変更などにより80mmのショート化を実現。剛性面で不安が残るが、パイプフレームでガッチリ補強されているので全く問題ないそうだ。丸みを帯びた独特なフォルムの影響で思い切りワイド化されているように見えるが、実は車幅はノーマルと同等だったりする。
一方、フロントセクションはフルリメイクすることで50mmほどロングノーズ化。大規模なモディファイを施しているにも関わらず、いわゆる“後付け感”が全くないのが凄い。
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燃料タンクの位置を変更することで、大胆にイメチェンされたテール周りは、2本出しのエキゾーストマフラーが印象的。テールランプはジープ用を流用して製作されたもので、中央にはバックランプが埋め込まれている。
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ベース車にFD3Sを選んだのは、ルーフとドアのラインが理想に近かったから。ただし、ウインドウ面積が広すぎて全体のバランスが悪いとの理由で、ボンネットはウインドウに被さるような形状に。こうした工夫により、クルマをコンパクトに見せているわけだ。
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ヘッドライトは完全なワンオフメイドで、フェンダーとバンパーは継ぎ目のない一体整形。また、バンパー下部にはフロアパネルがセットされるなど現代風の味付けもミックス。これにより古さを感じさせないスタイルに仕上げている。
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緻密に計算され尽くした各部のデザインは、ベース車の存在を全く感じさせない。1960年代のスポーツモデルに憧れを抱く人は、このスタイルに挑戦してみてはいかがだろうか。
●取材協力:OHNO CAR CRAFT 茨城県鉾田市上沢19-12 TEL:0291-39-3034
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OHNO CAR CRAFT
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