「筑波最速のハチロクがこれだ!」80機近くのエンジンを壊して辿り着いたインジェクションターボ仕様

ターボチューンの5A-G仕様で480馬力を発揮!

筑波最速ハチロクの座を獲得した有名マシン

25年以上前から草レースで戦い続けている名物ハチロクターボ(ベースはAE85)、道堂号の登場だ。「ハチロクで勝つ」というテーマでパワーを追い求めた結果、これまでに壊したエンジンの数は70〜80機に登るというからハンパではない。

そんな“エンジンブロー祭”から開放されたのは2018年のこと。キャブ制御のターボエンジンをインジェクションに置き換え、最新のLINK制御にアップデートしたのだ。同時に排気量アップやタービン交換も敢行し、最高出力は一気に約100psアップとなる480psを実現。緻密なマネージメントが功を奏し、これだけの高出力型ながら壊れる気配は全くないという。

腰下はCPピストン、BCコンロッド、83mmストローククランクを組み合わせた4A-G改5A-G仕様だ。タービンはGCGが扱うギャレットのG25-660で、ウエストゲートはボンネット上へと最短距離で大気開放。LINKの現車セッティングは“RS SANSAI”が担当する。

N2フェンダーに収められたアドバンA050は、フロント255/40-17、リヤ265/35-18という極太サイズ。日産純正キャリパーや大径ローターで制動力アップも抜かりなし。マフラーはフロントタイヤ後方から排気するサイド出しとされている。ホイールはボルクレーシングのTE37V(9.5J)、サスペンションはエナペタル車高調(F13kg/mm R12kg/mm)をセットする。

室内はドンガラのシングルシート仕様だ。各部に補強を入れた上で、ロールケージを溶接固定することで驚異的な剛強ボディを構築。リヤの足回りはワットリンク化されている。

ボンネット、ウイング、ルーフなどはWorkshop匠製作のカーボン製に変更してダウンフォースの獲得とともに軽量化も促進。特にリヤウイングはオーナーも絶賛するほどの逸品で、走行安定性が格段に向上したという。

取材時は6年ぶりの筑波アタックだったそうだが、見事にAE86のコースレコードとなる56秒859をマーク! 長年の努力が実り、ついにチューニングカーの聖地でハチロク最速の座に輝いたのだ。

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