「高騰が続くBNR34で作り上げた珠玉のストリートスペック!」2.8L+Vカムで武装したハイレスポンス仕様

フルスポット増しボディにフルチューンエンジンを搭載!

街乗りからサーキットまで対応したフレキシブル仕様

価格の高騰が続き、2000万円級の個体も珍しくなくなりつつあるBNR34。そんな車体をベースに福島県の実力派ショップ“RGF”が作り上げたのが、エンジンからボディに至るまで徹底的に手を入れたこのチューンドだ。

仕上げの美しさにも拘っているというエンジンルーム。内容はHKSのステップ2キットで2.8L化したエンジンに、1基400ps程度の風量を誇るGTX2867をツインで装着する。ブースト圧は1.2キロのロー設定ながら、それでも軽く500psオーバーを発生させる。エンジンマネージメントはフルコンのLINKが担う。

吸気系はハイパーチューンの大容量サージタンクで各気筒に均等に吸入空気を送り込む。HKSのVカムで可変バルタイ化している恩恵もあり、低速域からストレスなく吹け上がる特性もポイント。街乗りからサーキットまでフレキシブルにこなせるスペックに仕上げているのだ。

室内は内装もエアコンも装備された快適仕様だが、各開口部にはフルスポット溶接増し補強を慣行してボディ剛性を飛躍させている。ステアリングはナルディクラシック、追加メーターは装備されていない。

軽量化は一切なしの快適スペックなだけに欠かせないのが制動力の底上げ。エンドレスのモノブロックキャリパー+eスリットローターを前後に投入することで、重量級ボディを確実に止める。ちなみに、コースの勾配がきつくブレーキの負担が大きいホームコースのスポーツランドSUGOでは、純正ブレンボでアタックすると1周ともたないそうだ。

タイヤはハンコック・ヴェンタスTDで、サイズは295/30R18の前後通し。ホイールはエンケイRS05RRをセットする。

外装はさりげないカッコ良さを追求。オリジナルのフロントディフューザーはリップとアンダーパネルが別体式となっており、簡単に脱着可能。エアロは全てニスモのZ-TUNE用で、GTウイングはエスプリ製をチョイスした。

撮影日はシェイクダウンということで1分33秒386に留まったが、今後はエアコン&オーディオ付きのまま1分28秒台を狙っていくという。さらなる躍進が楽しみな一台だ。

●取材協力:RGF 福島県二本松市槻木81-1 TEL:0243-62-3177

キーワードで検索する

著者プロフィール

weboption 近影

weboption