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新井敏弘レプリカを追求してVAB左ハンドル仕様を海外から取り寄せ!
ブレーキやドアミラーなど細部にまで拘る
WRカーをモチーフとした高品質なエアロパーツを数多く手掛ける“ラ・アンスポーツ”。世界中から引き合いがくるほど完成度が高いそのデザインは、今なお多くのファンを魅了している。ここでクローズアップする2台は、そんな同社のアイテムでスタイルアップしたオーナーカーだ。
まず、手前の車両は新井敏弘選手が駆るWRX STIの全日本ラリー車をリスペクト。本物のレースカーと同じように左ハンドル仕様をわざわざ海外から取り寄せて製作したという珍しいチューンドだ。
オーナーは新井敏弘選手の大ファンで、同氏がドライブする全日本ラリー車と同じ仕様を目指した。それにしても、わざわざ海外から左ハンドル仕様を取り寄せる情熱には素直に感服だ。また、コクピットもレカロのバケットシートやMOMOステアリング、カーボンのコンソールパネルなどでレーシーに仕立て上げられている。
エクステリアは、ラ・アンスポーツオリジナルのエアロスクープなどのカーボンアイテムを取り入れた上で、チームARAIのカーボン4灯ライトポットをインストール。こちらはインタークーラーダクトへの影響がないデザインとなる。組み込まれるライトは、IPFの985RDと900RSだ。
ホイールはワークM.C.OタイプCS。これに横浜ゴムのラリー用タイヤを組み合わせる。タイヤサイズは205/65-15。ラリーカーならではの小径タイヤが逆に新鮮だ。
さらに、見た目ばかりではなく15インチホイールに収まるブレーキには、グループN用のVOホモロゲーションを取得しているグラベルラリー用「エンドレス製モノブロック4ポットキャリパー」を装着。それに併せて、リヤのSTIキャリパーも同色系カラーにペイントして前後の統一感を高めるなど、非常に手に込んだカスタマイズを施しているのだ。
もう1台のGRBも圧巻だ。2008年のWRC(ペター・ソルベルグ)仕様を意識し、ライトスポットや大型リヤスポイラー、マッドフラップなどでWRカームードを引き上げる。
エアロパーツはもちろん、特徴的なドアミラーもラ・アンスポーツのオリジナル。ボディ全体に入れられたチームスバルのデカールも雰囲気満点。前置きインタークーラー仕様&ボンネットダクトレスとしているのも、当時のWRカースタイルを忠実に再現したためだ。
2台ともここまでやるのは、ラリーカーへの憧れと情熱があってこそ。そんなユーザーの思いを具現化してくれるのがラ・アンスポーツなのである。
もちろんレプリカ仕様の製作のみならず、一般的なストリート系ドレスアップも大歓迎。小物系パーツやカーボンアイテムなど、その一部だけでも愛車に取り入れてみるのも面白そうだ。
●取材協力 ラ・アンスポーツ 千葉県野田市中野鹿島町11-13 TEL:04-7125-5536
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