「伝説の神奈川仕様リバイバル!」機能美溢れるJZX100チェイサー&マークII用エアロに注目

かつての神奈川ベイエリアの猛者が手掛けた意欲作!

往年の神奈川仕様に機能性と現代のテイストを加えたリバイバル

ドリフトシーンでは群雄割拠の神奈川ベイエリアで育ち、D1グランプリ初年度から長きに渡り参戦を続けていた高橋邦明選手。そんなトップドリフターが製作した、渾身のJZX100用エアロパーツが今回のテーマだ。チェイサーとマークII用の3点キットの他、チェイサー用には競技ドリフト用に開発したワイドバージョンも用意されている。

レジェンド級のD1GPドライバー高橋邦明選手。

エアロパーツは作り手の感性や好み、メーカーの開発コンセプトなどがモロにデザインとして反映されるわけだが、高橋さんの場合は単純明快。それは「自分が付けたいと思うカタチ!」というもの。つまり、ここで紹介する作品群は、神奈川ベイエリアのトレンドリーダー的存在だった男が理想とする形状というわけだ。それぞれを見ていこう。

チェイサー(JZX100)標準モデル

チェイサーの標準スペックエアロ。
冷却系のコアへの導風もしっかり考慮されている。

まずはチェイサーの標準エアロから。エッジの効いたキャラクターラインが印象的なフロントバンパー(5万7000円)は、インタークーラーやオイルクーラーに大量のフレッシュエアを導入できるよう、開口部は大きく設計されている。 

ダクトを設けながらもドアのモールと自然に繋がる形状を採用。

ヨーロピアンスポーツ風の2連アウトレットダクトを備えた15mmオバフェン(4万7000円)。純正バンパー対応で他社のエアロと組み合わせることも可能。

前後フェンダーとの繋がりも非常に自然な仕上げがなされている。

サイドステップ(4万7000円)は、フロントバンパーやフェンダーとのマッチングまで考慮したデザインを採用。よく見るとかなり手の込んだ立体造形となっていることが分かる。

純正の角ばったデザインを残しつつスタイリッシュな仕上がりを目指したというリヤバンパー。

一度絞ってから直線的に広がる形状のリヤバンパー(5万4000円)は適度なボリューム感で好印象。センターのアウトレットダクトは購入時に有無を選べる。

マークII(JZX100)標準モデル

マークIIの標準スペックエアロ。
インタークーラーの導風を最優先しているという。

メイン開口部はチェイサー用とほぼ共通だが、それ以外は完全にマークII専用デザインとなるバンパー(5万7000円)。ちなみにこの車両はフェンダーに伊藤オート製V1を装着しているが、純正フェンダーにも対応している。サイドステップも専用品(4万7000円)だ。

あえてのハーフスポイラータイプ。脱着が簡単なのがポイントだ。

マークII用のリヤは、チェイサー用と違ってハーフタイプ(5万4000円)となる。高いデザイン性はもちろん、ナンバー部を避けるような形状になっているため、装着時にナンバーを外さなくて良いというのも特徴のひとつだ。

チェイサー(JZX100)D1スペック

チェイサーD1スペックエアロ。

また、チェイサー用には高橋さんがD1グランプリで戦うために開発したフロントのワイドボディキットも製品化している。

このバンパーは標準スペックのものと違って純正フェンダーには対応しないので注意。
太いタイヤが履けるのはもちろん切れ角アップを行なった際のタイヤの動きまで考慮して設計されている。

これは切れ角アップを想定した50mmワイドフェンダー(6万円)と専用バンパー(6万円)のセットで、フェンダー形状はタイヤが干渉しないようにかなり深くえぐられていて、まさに機能美という言葉が似合うデザイン。ドアパネルもFRP製(左右セット:7万9800円)が用意されている。 

ボンネットはメルセデスベンツが採用しているヘッドライトからボンネットにかけてラインが繋がるデザインをイメージ。

この他、チェイサー用のアイライン(1万5000円)やメルセデスベンツを意識したという独特形状の軽量ボンネット(FRP:5万8000円/カーボン:8万8000円)など、機能性と美を両立したエアロパーツをラインナップするクニーズ。走り最優先のツアラーV乗りはもちろん、最先端の神奈川仕様を手にしたい人はマークしておきたいエアロキットと言える。
 
●取材協力:クニーズ 神奈川県横浜市都筑区川和町259-4 TEL:045-308-2533

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クニーズ
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