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ポストTO4Sと呼ばれるGTIII-4Rをセット!
現代の定番仕様を目指して進化を続けるRSパンテーラFD3S
純正ナローボディのまま255サイズのタイヤを装着していることからも分かるように、このチューンドは最小限の手数でFD3Sの持つ魅力を引き出すことを目指して製作された、“RSパンテーラ”のデモカーだ。
13B-REWエンジンは、ローターの重量合わせをはじめとしたバランス取りが行われている程度で、ポート形状等はノーマルをキープ。エンジンマネージメントは定番のパワーFCが担う。
そしてタービン。ノーマルポートの13B-REWと相性が良いモデルと言えばTO4SやTD06-25Gなどが挙げられるが、RSパンテーラではそれらに代わる新世代モデルとして注目を集めているHKSのGTIII-4Rを導入。ブースト圧1.4キロまで使える風量を持つが、ピックアップの良さを評価すべく0.8キロからのテストを行なっている。
サスペンションはHKSのハイパーマックスをベースにしたオリジナル品。スプリングは前後14kg/mmのレートを持つラーナ製を組み合わせている。ブレーキは純正キャリパーにオリジナルの強化ディスクローターのセット。LSDはクスコの2WAY、ファイナルは4.1だ。
ユーザー目線のチューニングを目指しているため、タイヤには極端なハイグリップモデルではなく耐摩耗性に優れるファルケンアゼニスRT615K+(255/40-17)を前後に装着。ホイールはボルクレーシングのCE28RT(9.5J+39)だ。
インプレを担当したレーシングドライバーの井入宏之選手は「低回転からレスポンス良くブーストが立ち上がってくれるから乗りやすい。ブーストアップ仕様からステップアップしても違和感なく扱えるんじゃないかな。このピックアップの良さなら、ひとつ上のギヤでも問題なく走れるし、走りに余裕が生まれるはず。コイツはFD3Sの新定番となりそうだよ」とコメント。
時代とともに大幅な進化を続けるチューニングパーツ。装着するアイテムのアップデートによって、FD3Sの持つ魅力をさらに引き出すことが可能なのだ。
●取材協力:RSパンテーラ(佐藤商会) 静岡県富士宮市北山5220-2 TEL:0544-58-4837
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