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D1Lightsでの使用開始から半年経過!
純国産シーケンシャルミッション“FR-5”のレビュー
2020年に試作品が完成し、D1やフォーミュラDなどのドリフト競技車両でテストが続けられたOS技研の5速シーケンシャルミッション「FR-5」。そんな純国産シーケンシャルが、2021年7月より一般ユーザーに向けての受注を開始したのです!
テスターとして私も半年前から180SXに導入して使っているのですが、「実際どうですか?」と聞かれる機会も多いので、私なりの感想をお伝えしたいなと思います。
この写真は導入直後のものです。最初期モデルは、2速→1速→ニュートラル→リバースと、そのまま入る仕様でした。
クルマが前に進んでいる状態で誤ってリバースに入れてしまうと、ギヤが逆回転になるので当然壊れます。まぁ、ニュートラルからリバースに入れるというシチュエーションはあまり考えられませんが、クラッシュしたくてする人がいないのと同じで、レース中は何が起こるか分からないです(笑)。そんなわけで改良をお願いしました!
進化版がこちら。リバースへはレバーを引かないとギヤが入らない仕組みにしてもらい、シフトノブもそれに対応したものへと変更。市販バージョンは、このレバー付きタイプとなっていますよ。
次にフィーリングについて。このFR-5、驚くほどシフトの操作が軽いんです! シーケンシャルって「めちゃくちゃ重くて、男性でも力尽くで叩き込む!」というイメージを持っている人が多いと思います。かくいう私もそうだったのですが、それはもう昔の話なんです!
「軽すぎるとギヤが入ったかどうか不安にならない?」と聞かれたことがありますが、入れた瞬間しっかり「ガコッ」という音と振動が手に伝わってくるのでその心配はないと思いますよ。
そしてこれはFR-5に限った話ではないと思いますが、シーケンシャルは結構熱を持つんです…。室内温度が上がるレベルなので、搭載前にもっと熱対策をしておけば良かったと後悔…。これからシーケンシャルを載せようと思っている方は、事前に熱対策をしっかりすることをお勧めします!
競技ドリフトの世界では、すでに常識となりつつあるシーケンシャルドグミッション。D1GPはもちろん、近年ではD1Lightsシリーズでも装着率が高まってきています。
主流は海外製品なのですが、OS技研は”メイドインジャパン”。妥協を許さない技術者さんたちの本気が詰まった逸品です。製品はドリフトやドラッグレース向けの5速FR-5(140万8000円)の他に、タイムアタック向けの7速FR-7(182万6000円)も存在します。ワンランク上の走りを目指しているドライバーの方々は、導入を検討してみてはいかがですか!?
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