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シャコタン専用の車高調を軸にGDBを極低スタイルへと導く
4WDのままで極程スタイルを実現!
以前はこのインプレッサで定期的にサーキット走行を楽しんでいたというオーナーだが、会社の同僚に誘われて行ったドレスアップ系イベントで衝撃を受けた。展示されているマシンはどれもベタベタで、そのローフォルムに魅了されたオーナーは愛車のチューニング方針をガラリと大転換する決意をしたのである。
とりあえず装着していた車高調のスプリングシートを下げてみたが、思ったほど車高が下がらない。「やっぱり4WDだと、これくらいが限界なのかなぁ」と諦めかけた時に出会ったのが、群馬県太田市にあるショップ『エアドライブ』のオリジナル車高調だった。
この車高調は、大幅な車高ダウン前提で開発されたシロモノ。減衰力もかなり余裕ある設計となっており、超ハードなスプリングにも対応できる設計だ。
何よりも特徴的なのが付属しているピロアッパーで、なんと13mmという極厚のプレートを採用。これによってキャンバーをロックするためのボルトがプレートから出っぱらないため、ストラットタワーの開口部いっぱいまでダンパーを倒すことができるのだ。
「コレだ!」と思ったオーナーはこの車高調(F24kg/mm R18kg/mm)を即購入。そのままの勢いで、車高ダウンに関して豊富なノウハウを持つエアドライブでセットアップまでお願いしたそうだ。
そうして誕生したのがこの極低インプレッサというわけだ。レーシーなイメージのバリス製エアロはスタンス路線にもよく似合う。
組み合わせるホイールは、3SDMの0.01というモデル。4本とも9.5J×18のオフセット+35だが、スペーサーを使ってフロントはオフセット+10相当、リヤはオフセット0相当まで攻めている。
タイヤは前後225/40-18サイズで完全にフェンダー内に被っているが、まだここからストロークがあるので街乗りにも通用するという。
設定キャンバー角はフロントがネガ約7度、リヤはネガ約9度だ。なお、ここまで下げるとドライブシャフトにはそれなりに負担が掛かるため、定期的なチェック&交換が必要になる。
ちなみに、インテリアはサーキットを楽しんでいた時のままでセーフティ21製の6Pロールケージにバケットシートというスポーティな仕上がりとなっている。こちらもスッキリと美しく仕上げられている。
“シャコタンには向かない”とされている4WDだからと諦めず、スポーティながらも先端スタイルの極低車高を実現したインプレッサ。オーナーの根性に感服だ。