「愛車の腹下を覗こう!」トヨタ スープラ(JZA80)編

TOYOTA Supra[JZA80]

言わずと知れた国産最強のFR

2JZ-GTE+ゲトラグ6速MTという、最強のパワーパッケージを有するFRスポーツモデル。30系ソアラと共通シャシーながら、燃料タンク位置はソアラのリヤシート背後から重量配分や前後オーバーハング長の適正化を目的にトランク下へと移設された。また、後期モデルに実装されたヤマハ産のREAS(相互連携ショックアブソーバーシステム)は、当時、革新的な技術として世界中の注目を集めた。

CHECK POINT

A.前期型のゲトラグはJZA80の泣き所のひとつ。特定ギヤに入りづらかったり異音が発生するなどとにかく不具合が多い。マウント&オイルの交換で改善が見られなかった場合は大枚をはたく覚悟が必要だ。

B.JZA80のデフは前期と後期(VVT-i付き)でサイズが違う。後期が8インチなのに対し、前期は8.7インチと大きいのである。そのため、高出力を狙う後期ユーザーは前期デフへのスイッチが絶対。

C.プロペラシャフトとデフの連結部分はオイル漏れが発生しやすい。発見したら直ちにオイルシール交換などの対策を実行しよう。

D.過走行の個体で起こりがちなトラブルがリヤアッパーアームのガタ。ジャッキアップした上でタイヤを揺らし、ガタガタ音がすれば危険信号だ。

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