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エアサス化で実現した地を這う極低スタイル
ホイールはセンターロック式!? パーツ選びが絶妙すぎる!
どちらかというとアスリート的なイメージが強いインプレッサ系だが、その印象を180度覆そうと超ローフォルムのスタンス仕様を目指すユーザーも増えてきている。今回紹介するこのVABは、まさにその好例と言える。
オーナーは「スタンス仕様を目指す上で、他人とは被らないベース車」を求めてVAB型のWRX STIを新車購入。つまり、クルマを買う前から最終到達点を頭に描いていたというわけだ。
当初はスタティック製の車高調を全下げにして極低フォルムを作り上げていたが、19インチ仕様ではどんなにタイヤ外径を小さくしてもインナーフェンダーと干渉してしまうため、意を決してグランドデザイン製のエアサスを投入。フェンダーはツメ折りをしているが、いずれはオーバーフェンダー化も考えているそうだ。
エクステリアはコラゾン製フルエアロで低さを演出。ちなみにこのエアロは、デモカーとオーナー車だけが装着するプロトタイプモデルとのこと。
マフラーは製品ではなく、知人に製作してもらったシャコタン対応のワンオフデュアル出しだ。2輪マフラーで有名なRPMのステッカーが泣ける。
そしてホイール。アメリカ製の“KAZEセンターロック”をチョイスしているが、この製品はセンターロック機構の変換プレート(ワイトレのように純正ハブに固定するタイプ)がセットとなっており、文字通りレーシングカー同様のセンターロックシステムを気軽に実現できるという驚きのシロモノなのだ。
パーツチョイスに拘りながら我が道を進む超シャコタン仕様のWRX STI、さらなる進化が楽しみな1台だ。(OPTION CARAVANより抜粋)