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長期入庫のタイミングでワイドボディ化も敢行!
ニューエンジンにワイドボディを組み合わせてリフレッシュ
幼い頃から憧れていたFC3Sを手に入れ、ロータリー道を邁進していたオーナー。しかし、中古で購入してから3年が経ったある日、突如として心臓部の13B-Tが息絶えてしまう。過走行のロータリーに起こりがちなアペックスシールの破損、つまりエンジンブローだ。
これに心が折れて、乗り替えを決意してしまう現代の若きセブン乗りも多い中、オーナーは「お店に預けるタイミングでエンジンだけでなくボディもやっちゃおう!」と”ついで”のリフレッシュを決意したのである。
エンジンは単に新品パーツでのオーバーホールを行うのではなく、ローターのランド加工やポートの小加工をなど内部のチューニングにも着手。これに組み合わされるタービンはナイトスポーツ製のハイフロー。パワーはもちろん、純正以上の心地良いフィーリングを追求した仕様だ。
オーバーホールで長期のショップ入庫が発生するということで、オーナーがずっと夢だったフルエアロ&ワイドボディ化を実行。フロントはフォーサイトの片側30mmワイドをチョイス。
ちなみに、このフェンダーはアーチ位置が純正から15mm低くなる設計のため、セットすることでタイヤとフェンダーの隙間を埋め、”シャコタン風”な見た目を実現してくれるスグレモノ。実用性とスタイルの両立を実現してくれるのだ。
リヤフェンダーもフォーサイト製だ。片側35mmワイドのタイプで、こちらもアーチが純正から20mm低くなっているのがポイント。
なお、この車両ではあえてビス留めにして存在感を出しているが、前後フェンダーともにドアのプレスラインに沿ったデザインとなっているので違和感は皆無。それでいて純正にはないクビレを実現している。
ホイールはFC3Sではなかなか見ない20インチという挑戦的なサイズ。しかし、このホイールはオーナーの好みのものではなく貰い物とのこと。フルエアロ+ワイドボディ化によって、以前のホイールがサイズ的に全く合わなくなってしまったそうな。
「このクルマにベストなホイールを見つけて、車高と合わせてツライチを狙いですね。それが叶えば、ようやく完成です!」とはオーナー。トラブルにもめげることなく、理想のロータリーマシンを追求する姿勢には感服させられる。(OPTION CARAVANより抜粋)