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10.5Jの深リムを履きこなすインテグラタイプR!
シンプルな佇まいに凝縮された「カッコ良さ」
若きオーナー(取材時21歳)が、ジャンル問わずのカスタムを得意とする“コモンスナッパー”と二人三脚で作り上げたDC5インテグラタイプRの登場だ。
個性的なホイールはバラマンディの「Raycod」。さらりと履きこなしているが、前後とも10.5Jという強烈なサイズで、オフセットもフロント+10&リヤ+27と、到底インテグラでは収まらないスペックなのである。
その秘密は足回り。調整式アームをフル投入し、アライメントを細かくセットアップしてタイヤ&ホイールをフェンダーアーチ内に納めているのだ。
車高調はワンオフ仕様で全下げセット、縮み側のストロークを規制するためにスプリングはハードレートを組んでいる。
スタイリングを優先させてメイキングを進めているため、K20Aエンジンはまだ手付かずの状態。今後、4連スロットルの投入を軸に、魅せるエンジンベイを目指してチューニングしていくそうだ。
左右出しの楕円テールが特徴的なエキゾーストマフラーはワンオフ品。リヤバンパー下部を加工してテールエンド位置の見せ方を細かく調整している。
エクステリアはフェンダー加工を行った上で、ポルシェ純正のトパーズブラウンでオールペン。シックなブラウン系メタリックのボディカラーが、切削仕上げのホイールデザインをより際立たせている。
ヘッドライトは、アメリカで流通しているプロジェクタータイプをインストールしてイメチェン。カナードを含めて、強めの表情を作り出している。
エクステリア同様に室内もシンプルな仕上がりだ。シートはタイプRの純正レカロに合わせて、運転席のみレッドのSP-Gを装着してコーディネイト。ステアリングはNRGだ。
シンプルなメイキングだが、実は全てのパートが計算されたパーツチョイスとセットアップで成り立っているインテグラタイプR。コモンスナッパーのアドバイスがあるとはいえ、オーナーのこの絶妙なバランス感覚は見事としか言いようがない。
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