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ガレージヤマグチ渾身のワイドボディスタイルも注目
レーシング3ローターの高周波サウンドがたまらない!
この独特のオーラを放つユーノスコスモは、千葉県香取市に店舗を構えるボディショップ“ガレージヤマグチ”の山口代表が育て上げたドリフト仕様だ。
東京オートサロン2020の展示に向けてわずか2ヵ月で完成させたというマシンは、1995年式のSXグレードがベース。ガレージヤマグチならではのノウハウが詰まったボディももちろんだが、まず注目したいのはボンネットの下に収められているパワーユニット。何とRE雨宮が秘蔵していた、GT300用の3ローター20B(ペリフェラルポート仕様)なのである。
インパクト抜群の3連カーボンファンネル仕様のインテークは、ワンオフインマニに戸田レーシングのS2000用スロットルを組み合わせて実現。耐熱バンテージが巻かれているEXマニも、エンジンと同様にRE雨宮のGT300用となっている。
「幼い頃からロータリースポーツのある環境で育ったせいか、これまでの愛車もFC3S×3台、FD3S×4台、RX-8×1台とロータリーばかりです。コスモはこれが初めてですが、一番の魅力はスタイルですね。ラグジュアリー系のキャラクターに合わせて、落ち着いた大人のマシンを目指しました」とは山口さん。そのコンセプトに見事にマッチしたカラーリングは、何とトヨタのミニバンノア純正色なんだとか。
ボディパーツはRE雨宮のフロントバンパー、サイドステップ、リヤバンパーを軸に、Nスタイルのオーバーフェンダーをスムージングしてドッキング。純正では設定のないサンルーフの追加も、山口さんがどうしても実現したかった拘りの一つだ。
ホイール&タイヤはワークZEASTブラックレーベル(F10J×19 R12J×19)にトーヨープロクセススポーツ(F235/35 R255/30)の組み合わせ。サスペンションはアラゴスタの車高調、ブレーキはエンドレスのキャリパー&ローターを奢っている。
インテリアはRE雨宮ステアリングとブリッドユーロRシート程度の変更で、オリジナルの雰囲気を残す。メーターはエンジン制御と合わせて、LINK製のマルチディスプレイとしている。アクシアスポーツの5速ドグミッションを操作するシフトレバーが違和感なく装着されている点にも注目したい。
「雨さんところのエアロキットの在庫が幸いにもあったので実現できたスタイルです。自然吸気の20Bはサウンドはもちろん、トルクがあって乗りやすいのも魅力です」と、山口さんはこのコスモに大満足の様子。
ガレージヤマグチはロータリースポーツはもちろん、それ以外のメーカー、車種にも対応してるので、カッコ良いチューンドを作りたいという人は気軽に問い合わせてみてほしい。
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