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ワンオフのブリスタフェンダーがド迫力!
2JZ-GTEに改造タービンを組み合わせて450馬力を発揮
ワインレッドのボディに、純白の内装のコントラストが映えるJZS161アリスト。オーナーは、ゼロヨンチューナーとして名高い“ガレージアクティブ”に勤めていた経歴を持ち、一時期はJZZ30ソアラでドラッグレースに熱中していたという人物だ。
そのため、このアリストも心臓部はTD06-25Gタービンにブースト1.57キロをかけ、最高出力450psを叩き出すハイスペック仕様となっている。制御はF-CON iSだ。
なお、組み込んだTD06タービンはエキゾーストハウジングを16cmへと拡大した上、ブースト制御をウエストゲート式からアクチュエーター式へと変更していたりする。一見するとデチューンのように思えるが、排気戻しのための部品点数が減ることと、車検時の手間が減るという普段乗りを重視したチョイスなのだ。
ワンオフのEXマニでタービンをオーバーヘッドマウントとしているため、Kブレイクのボンネットには逃しの出っ張りとダクトを追加。実はこれが無くてもタービンと干渉はしないそうだが、インパクトを求めてわざわざワンオフ加工したという。
フェンダーは、ワークマイスターL1の19インチ(F10.5J-37 R12J-55)がツライチになるようワンオフでリメイク。リヤはR34GT-Rを意識した巨大なブリスターデザイン(片側70mmワイド)となっており、それに合わせてフロントも片側10mmのワイド化を実行している。
足回りは、326パワーのチャクリキダンパーでセットアップを進めた漢の車高調仕様。アライメントの自由度を高めるために、イケヤフォーミュラのフルアームも導入済みだ。
特徴的なフロントフェイスは、KブレイクとBMW Mスポーツのバンパーを合体させたニコイチ仕様。そこにワンオフリップやガトリング仕様のヘッドライトを組み合わせてオリジナリティを演出している。
内装はスウェードと革生地でダッシュボード、ドア、座席、ルーフまで全てを張り替えた レッド&ホワイトのツートン仕様。デフィの3連メーターがインストールされたパネルもワンオフ品だ。
そしてエルティードにオーダーしたフロアマットには、デフォルメされたアリストと「世界の木田さん」という文字の裁縫が。この愛称、最初は仲間が冗談のつもりで言っていたのが、いつの間にか定着して本人も面白がって使うようになったのだとか。
走り系とドレスアップ系、異なる要素が複雑に絡み合い化学反応を起こしたJZS161アリスト。まさに、ジャンルの壁を超えた極上のクロスオーバー仕様と言えるだろう。