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シンプルに存在感を主張するロー&ワイド仕様
深リムを強調できる小径ホイールをあえて選ぶ!
元々は、峠やサーキットなどで走りを楽しむためにEK9シビックタイプRを購入したというオーナーだったが、カスタムの名門“コモンスナッパー”に出入りするようになってから方向性がシフト。スタンス路線を邁進するようになった。
足元で存在感を主張するホイールは、コモンスナッパーがプロデュースする“バラマンディ”のDORADOだ。フロント9.5J×15+22、リヤ10J×15+3という強烈なサイズを履きこなしている。ちなみにタイヤはプロクセスT1R(F195/45-15 R205/45-15)だ。
このインストールを実現するために、ナックルアームの曲げ加工やキャンバーアームの短縮(20mm)によって通常では不可能なネガティブキャンバー角をセット。このあたりのセッティングはコンスナッパーの得意分野だ。
サスペンションはエナペタル車高調を軸に構築。全下げでセットしているが、スプリングには前後24kg/mmというハイレートを組んでストロークを規制する。
車高は全開走行に支障がないギリギリの低さで設定。超ローフォルムと見慣れない深リムホイールの組み合わせはインパクト抜群で、シビックらしからぬロー&ワイドを実現している。
リヤウイング自体は純正だが、アメリカの調整式ステーを導入して角度を自在にセットできるようにリメイク。存在感をアピールするために、かなり起こしてマウントしているのがポイントだ。
心臓部のB16Bエンジンは「ノーマルでも十分すぎるくらい速い!」ということで、VTECサウンドを際立たせる排気チューンのみに絞っている。
インテリアもエクステリア同様にシンプルな仕上がりだ。シートはタイプRの純正レカロに合わせて、運転席のみレッドのSP-Gを装着してコーディネイト。
オーナーは21歳(取材時)の若者だが、ただ闇雲にパーツを装着していくのではなく、EK9シビック純正のスタイルを尊重した絶妙なバランス感覚は見事としか言いようがない。今後のアップデートの行方が気になる1台だ。
●取材協力:コモンスナッパー TEL:0595-23-9771
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コモンスナッパー
http://www.commonsnapper.com