目次
最先端の解析技術が魅せる極限美
走りを卒業した本物志向の大人へ
ストリートを主眼に置くのならば、サーキット走行後にレーシングシューズからドライビングシューズに履き替えるように、ホイールも街中に溶け込むようなスマートさと華やかさが必要。とはいえ、スポーツホイールで享受していた高剛性、高強度、超軽量は担保していたい。
そんな欲張りなオーナーを満たすのが、ボルクレーシングのアダルトラインであるGシリーズ。最新作となる18インチの「G025」は、86/BRZを中心にした2.0Lスポーツモデルを狙いすましたようなサイズ展開となっている。
ハイライトはデザインだ。鍛造技術の極限を追い求めた末に生まれた最短5mmという細身のスポークは、エレガントの一言。リムに描かれた文字は、レイズの特許技術であるA.M.T.(アドバンスド・マシニング・テクノロジー)による切削加工で刻まれる。工具の刃物目をあえて残すことで、立体的な造形を表現する。
センターパートはもはや芸術の域だ。応力分散の点で言えば、ナットホールはスポークの間に配するのが一般的だが、あえて一直線に配することで、これまでにはないスタイルを創出。解析技術の進歩が不可能を可能にしているのだ。
スポーク付け根のウェイトレスホールの裏側も大径のポケット加工が施され、軽量化とともにより複雑な表情を見せる。最新の5軸切削加工機だからできた造形だ。
ボディカラーも特徴的。2021年の限定色として追加されるボルドーレッドクリア/DCは、ダイヤモンドカットを施した上で、レッドクリアを打ち込んだ天面とスポークサイドのブラックの陰影が見る角度によって表情を変える。なお、2020年に発表されたダークブルークリア/DCは19、20インチは販売を打ち切るが、18インチに関しては半年間延長されるそうだ。
王道の2×5ツインスポークに注ぎ込まれた、ボルクレーシングの情熱と技術力。その美しいフォルムは、実際に目にすると「金型鍛造でここまで進化できるのか」と誰もが唸るはずだ。
●製品仕様
ボルクレーシングG025
価格:9万2000円〜11万6000円
サイズ:18×7.5J〜20×12J
カラー:ダークブルー/DC、ボルドーレッドクリア/DC
●問い合わせ:レイズ TEL:06-6787-0019
●撮影協力: クリエイティブサービスオハラ TEL:078-976-8821
【関連リンク】
レイズ
https://www.rayswheels.co.jp/