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価値が高まり続ける「GANADOR Super Mirror」
マフラーの開発ラッシュが全ての原因か!?
かつて、車検対応の可倒式エアロミラーとして一世を風靡した、“ガナドール”のスーパーミラーという製品をご存知だろうか。それまで、エアロミラーと言えばショップが得意車種に向けてオリジナル製品を作っていたくらいで、敷居が高いスタイルアップパーツだった。
そんな市場を開拓しようと、ガナドールが車種別のエアロミラーを開発。可倒式ギミック搭載の車検対応モデルでありながら、電動式で装着も純正の取り付け穴を使用するポン付け設計ということから人気が爆発。瞬く間にエアロミラーをエクステリアチューンの定番パーツにまで押し上げた。
しかし、30プリウス用を最後に販売終了を宣言。それでも人気は高まる一方で、需要のみが増加、結果として中古相場が高騰していき2022年12月現在では程度が良いものだと10万円オーバーという状況なのである。
定価の3倍近くで取引されている現状、当のガナドールはどう思っているのだろうか…。再販すれば良いのに…。などと、様々な想いを胸に、ウェブオプション取材班はガナドールに突撃電話取材を敢行した。
WEB-OPT「ガナドールのスーパーミラーは、どうして販売しなくなったのですか?」
ガナドール「懐かしいですね。ちょうどマフラーの方の開発に集中したい時期だったのが大きいですね」
WEB-OPT「一説ではミラーを電動可変させる内部モーターが手に入らなくなったと聞きましたが」
ガナドール「それはないです。普通に手に入りますよ。もうひとつ大きな理由があって、それが新型車のミラー形状。台座がピラー側ではなく、ドアパネル側にあるタイプが増えましたよね。あれが本当に厄介で、デザインを破綻させずにガナドールらしさを表現するのが限界にきていたんです」
WEB-OPT「中古市場では10万円以上で取引されていますが…」
ガナドール「嬉しいような悲しいような…という心境です」
WEB-OPT「スーパーミラーが欲しいチューニングユーザーは号泣しています…。再販する気はないのですか?」
ガナドール「今のところないですね。もちろん型や設計図などは残っていますが」
WEB-OPT「型をどこかのエアロメーカーに譲渡するとか、方法はいくらでもあるような気もしますが」
ガナドール「たまにショップさんから連絡がきて、販売権利を売って欲しいと言われるケースもあるのですが、全てお断りしています」
WEB-OPT「頑固ですね…」
ガナドール「どんなクオリティで仕上がるのか分からないですからね。ガナドールのネーミングで粗悪品が市場にばら撒かれたらユーザー様に申し訳ないですからね」
WEB-OPT「確かに…。何度も聞きますが、再販は絶対にないのですね」
ガナドール「ないです!」
WEB-OPT「ありがとうございました!」
「新型車のミラー形状」と「マフラー開発の本格化」。2つの大きな原因が重なって廃盤に追い込まれたガナドールのスーパーミラー。どうしても“本物”を手にしたいと考えているユーザーは、今すぐ購入に踏み切るのがベストかもしれない。今後は値上がりする一方なのだから…。
●問い合わせ:ガナドール TEL:048-935-1130
【関連リンク】
ガナドール
https://www.ganador.co.jp/