目次
オーナーの拘りを凝縮して各部をワンオフメイク!
ブルー&カーボンでトータルコーディネイト
今回紹介するR35GT-Rは、千葉県の実力派チューナー“カーメイキングレヴュー”が手がけたオーナーカーだ。初期型の2008年モデルをベースにした“見た目最速”のブーストアップ仕様で、カーボンマテリアルを随所に取り入れることで唯一無二の1台へと昇華。カーボンとブルーのツートン仕上げが斬新だ。
統一感のあるルックスに見えるが、実はトップシークレットやバリス、マインズ、ボルテックスのエアロを合わせたミクスチャースタイル。異なるブランドの製品を組み合わせるとチグハグになりがちだが、抜群の一体感を醸し出しているのはオーナーのセンスの賜物と言えるだろう。
トップシークレットのM17フロントバンパーと後期用ヘッドライトによって、フロントフェイスは完全な最新式へとアップデートされている。カーボン地を一部残して塗装することで、チューニング感を絶妙に演出している点にも注目だ。
リヤフォルムも独創的な仕上がりだ。バリスのカーボンリヤバンパーを加工して、センター2本出しのワンオフフルチタンマフラーをインストール。本来テールエンドが収まる両側のダクトには、それぞれミッションとデフ用のオイルクーラーを配備している。
カーボンリヤバンパーはテールランプ周辺のみ素地を見せるスタイルで塗装。細部フィニッシュにも一切手を抜いていないのだ。
ホイールはボルクレーシングVR.G2の20インチで、ボディに合わせブルー&ブラックでリペイント。ホイールの奥に収まるエンドレスのモノブロックキャリパーもブルーロゴをチョイスするなど、カラーコーディネイトは徹底的だ。
インテリアは純正然としているが、ステアリングやコンソールまわりにはカーボンがあしらわれていた。またノーマルのようにも見えるドアパネルについても、やはりカーボン製に変更されていたりする。
リヤシートは撤去して2シーター化し、フロントシートはレカロのフルバケットタイプをチョイス。ロールバーはボディ剛性アップを狙ってリヤ4点+リヤクロスバー+サイドバーのコンビとしている。
一方の心臓部は、ノーマルタービンの性能を余さず引き出せるように、エンジン本体はノーマルのままサージタンクまで含めて各部の効率アップを追求した600ps仕様を創出。後のタービン交換まで想定したパーツチョイスだ。
「ここまで仕上げたら、もったいなくて走れなくなっちゃいました。でも、マシンに見合った腕前になるよう頑張ります!」とオーナー。初期型ベースで自分色に染め上げたその造り込みは、R35GT-Rオーナーにとって参考になる部分も多いだろう。
●取材協力:カーメイキングレヴュー 千葉県袖ヶ浦市長浦580-74 TEL:0438-60-3133
記事が選択されていません【関連リンク】
カーメイキングレヴュー
https://revyou.co.jp