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WEB OPTION厳選の注目パーツ2点を紹介!
見た目は奇抜でもしっかりとFIA規格公認
様々なジャンルのパーツを手掛けるアフターパーツメーカーの“HPI”。まず紹介したいのが、SNSで話題を呼んだ力士の柄をプリントしたデザインレーシングハーネスだ。
これは海外受けを狙った新展開…というわけではなく、新技術によって可能となったフルカラー印刷によって、FIA公認規格のハーネスを自由なデザインでオーダーできるという新たな試みをアピールするための試作品とのこと。
これまでもHPIのコンペティションギアブランドのレーシングハーネスは、カラーバリエーションの豊富さを売りにしていたが、デザインプリントが可能となったことで格段にデザイン自由度がアップしたのだ。
最小ロットを考えると、個人でのデザインオーダーは現実的ではないかもしれないが、様々な企業やブランドとコラボレーションした超個性的なレーシングハーネスが登場する日もそう遠くはないだろう。
満を持しての86/BRZタービンキットもスタンバイ!
2022年初頭から開発を続けていた旧型86/BRZ(ZN6/ZC6)用のボルトオンターボキットも、いよいよ開発最終段階に入った。
とはいえ、FA20エンジン向けのアフターパーツは各メーカー&ショップからすでに出揃っている状況だ。パワーチューンも成熟期を迎えつつある環境の中、後発キットならではの強みを活かした開発を進めているのがポイントと言える。
特筆すべきは、ギャレット製のタービンをキットに採用している点。独自のコンプレッサーホイール設計とボールベアリング式の軸受けによって、圧倒的なブーストレスポンスと高出力化を実現。油/水冷式による信頼性の高さもウリだ。
また、2022年の時点ではGT2871R、GTX2860R-GEN.IIの300psを狙えるタービンラインナップを予定していたが、新たに400ps以上を想定したGTX2867R-GEN.IIも仲間入り。これらはいずれもアクチュエーター式だ。
後発ゆえに他社よりも優れた製品を供給したいという観点から、バージョンアップを進めているのがコアの下側に設けられたインタークーラーパイピングのレイアウト。コア内部形状によって冷却効果を最適化するための設計だが、同時にオイルクーラーをインタークーラー上部に配置できるというメリットも与えたのだ。
この他、ヘルメットと同時にシューズやグローブも収納可能な使い勝手の良さが人気のヘルメットバッグは、新色のグレーカモが登場。独創的な製品展開を続けるHPI。今後もチューニングパーツのみならず、レーシングギアでも個性をアピールする時代を引っ張っていく存在となりそうだ。
PHOTO&TEXT:長谷川実路
取材協力:エイチ・ピー・アイ TEL:03-5663-2551
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