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アルミ板で自作した空力パーツで見た目も走りもブラッシュアップ
十勝スピードウェイで走りを磨く!
このレーシーなスタイルが印象的なJZA80スープラは、20代(取材時)のオーナーが愛情を注ぎながら育てているチューンドだ。
ショップデモカー顔負けの迫力だが、これらの空力パーツ類は全てオーナーの自作。GTマシンをモチーフに、段ボールを型紙にしてデザインを検討。勤務先の加工機械を使わせてもらいながら、コツコツ仕上げていったという。
製作物はカナードからサイドステップ、そしてディフューザーまで多岐に渡るが、単なるハリボテではなくサーキットでのタイムアップを目指し、3mm厚のアルミ板を使っているのもポイント。揚げ句の果てに、フロアのフラットボトム化まで実施したというから恐れ入る。
となると、気になるその効果だが…「フラットボトム化までした甲斐もあってか、高速コーナーでの安定性が増しました。十勝スピードウェイで1秒近くタイムアップしましたよ!」というから侮れない。
エアロパーツは、バリスのボンネットにドゥーラックのフロントバンパーを組み合せてセット。また、ヘッドライトもブラックアウトすることで存在感を引き上げている。GTウイングはサード製をチョイス。
サーキット走行を楽しむため、室内には追加メーターやフルバケットシートも投入済み。現状はブーストアップ仕様だが、ゆくゆくはタービン交換して600psオーバーを狙っていくとのこと。
18インチのボルクレーシングTE37は、スプレーガンでDIYペイントしてオリジナリティを追求。足回りはジールファンクション車高調にハイパコのスプリングを組み合わせる。
その他、ボンネットとバンパーのダクト塗り分けに挑戦したり、ホイールステッカーを自作したり…と、暇を見つけては愛車イジリを満喫しているオーナー。見ているだけで楽しくなる、そんなチューニングの原点を感じさせてくれる1台だ。(OPTION CARAVANより抜粋)