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九州の実力派ショップが手がけたマークII即ドリ仕様
心臓部はTD06-25Gタービンで400馬力を発揮!
ドリフトをメインに、個性的なクルマ作りに定評のある“フルスペックカーメイク・サム”。走行会を定期的に開催するなど、ユーザー目線に立った遊びのフィールド作りにも積極的なショップだ。
そんな同社が手掛けたこのJZX100マークIIは、ドリフト仕様ながらドレスアップカーばりのスタイルを備える1台。
1JZエンジン本体はノーマルだが、タービン交換を前提に800ccインジェクター、強化ポンプ、東名レギュレターなど燃料系統のリファインに加え、ラジエターはトラストのアルミ製、インタークーラーはHPI製にそれぞれ変更して大容量化。ブルー/レッドにペイントされたヘッドカバーも美しい。
組み合わせるタービンはTD06-25Gだ。パワー特性はもちろん、ウエストゲートらしいサウンドにも拘ったチョイスとなる。現状はブースト1.4キロで400psを発揮する。
「エアフロレスに加え、吸気の妨げになるサブスロットルの排除など、ひと通りの強化メニューは投入済みです。1JZは標準でメタルガスケットが入っているので、ノーマルエンジンでもブースト1.4キロ程度なら余裕です」とは代表の今村さん。
サスペンションはGPスポーツのGマスター車高調で、アームにはイケヤフォーミュラ製の調整式を投入。ナックル加工でステアリングの切れ角アップももちろん施されている。
ボディカラーは、コペンのトニコオレンジメタリックをベースにラメを追加したオリジナルのオレンジパール。オーナーの拘りにより、ヘッドライトのインナーまで同色で塗装されている。
エクステリアはオリジンのエアロパーツやD-MAXのワイドフェンダーキットで武装。リヤは純正バンパーのみだが、これは縁石への干渉を避けるための実用対策だ。
内張りとアンダーコートを剥がし、軽量化が図られたスパルタンな室内。ダッシュボードにはデフィの追加メーターをズラリと並べてシビアな温度管理を行う。剛性面は、フロアバーやメンバー補強などドリフトを想定した補強が各部に実行されている。
もちろん年式や走行距離相応に手入れを必要とする部分もあるが、耐久性、信頼性含め、1JZのポテンシャルの高さは未だにトップクラス。このクルマのオーナーもそんな1JZの魅力にハマった一人で、以前の愛車(同じ100系マークII)を峠でクラッシュさせた後も、同型の車体を探してハコ替えしたほどなのである。
●取材協力:フルスペックカーメイク・サム 大分県日田市北友田1-1302 TEL:0973-23-1774
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