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FA20改2.1Lターボ仕様で350馬力オーバーを発生！
ガレージ八幡のデモカーに一目惚れしてBRZを購入
元々、SW20でドラッグレースを楽しんでいたというオーナー。年式的に不調も増え、乗り替えを考えていた時に運命の出会いを果たす。SW20のメンテナンスをお願いしていた、チューニングショップ“ガレージ八幡”のデモカーであるトヨタ86にひと目惚れしたのだ。そこで、ベース車を探してもらい、デモカーと同じワイドボディキットも組み込んでもらったそうな。
しかし、いざ乗ってみると86のパワーに不満が…。当初はおとなしく乗るつもりだはずだったが、FA20の遅さに耐えきれず、腰下に86φ鍛造ピストン、I断面コンロッド、90mmストロークのクランクからなる、HKSの2.1Lキットを投入。ヘッドも高回転域のパワー追従性能を引き上げるためにハイカムをセットし、強靭な心臓部を作り上げた。
そこにトラストのT518ボルトオンターボキットをインストール。サードの550ccインジェクターや大容量燃料ポンプで燃料系も強化し、ブースト圧1.4キロで350psオーバーを発生！ なお、タービンはアクチュエーター式からウエストゲート式に変更し、トラスト・プロフェックでブーストをコントロールしているのがポイントだ。
そんな高出力のパワーユニットを包み込むボディは、片側70mmワイド仕様となる。超個性的なフェンダーラインが特にお気に入りということだ。
ホイールは、ボルクレーシングTE37SLの18インチで、サイズはデモカー同様に前後11Jという極太サイズ。タイヤは前後とも295だ。サスペンションはHKSハイパーマックスⅣSPで、ブレーキもエンドレス製のキャリパーキットで強化済み。
室内はストリート然とした仕上がりだ。助手席のダッシュパネルにデフィの追加メーター(油温、油圧、水温)をビルトイン。ブースト圧はコラム上に設置したプロフェックで確認する。
もはや完全にデモカーレベルのクオリティなのだが、SW20時代のように走りたいな〜と思う反面、ワイドボディをぶつけると大変…という葛藤もあるそうで、しばらく気持ちの板挟み状態が続いていきそうだ。(OPTION CARAVANより抜粋)